フロリダ出身の男性、ゲルディングは自分のペニスのサイズを恥じ、切り落とした。「ペニスを切り落とす」なんてとても恐ろしく聞こえるだろうが、ゲルディングはとても幸せで、セックスライフも充実しているそうだ。
ゲルディングがペニスを切り落とした一部始終を説明にするには、彼の高校時代にまで話を遡らなければならない。
彼は高校の頃サッカー部に所属しており、部活後にシャワールームで一緒になるラグビー部の生徒から童顔であることを理由にいじめを受けていた。
「ちんこはついてるクセに、顔はお子ちゃまだな」
彼はゲルディングにそう言うと共同シャワールームで睾丸を力強く握ってきたという。その時ゲルディングはふと「ペニスと睾丸を切除したらどうなるだろう?」と思ったという。
「それから次第に、フェチみたいな感じでペニスに輪ゴムを巻きつけてみたり、睾丸に針を通してみたりするようになったんだ。多くの男性が成長過程ですることだと思うんだけど。」
1991年、自分のペニスと睾丸を痛めつけることをやめられなくなってしまったゲルディングは、それらを切り落とすことにした。睾丸を氷水で冷やし感覚を麻痺させた上で、輪ゴムを巻きつけ、3分の2ほどをキッチンナイフで切り落とそうとしたのだ。
もちろんこれは、賢明なアイデアでは全くなく、すぐに救急措置室に駆け込み、睾丸を縫ってもらうはめになった。
三年後、ゲルディングはまた睾丸を切り落としたくなった。今度は、地下室にあるカッターで切り落とそうとしたが、失敗し再び救急措置室送りに。しかし、救急措置室に向かっている時に睾丸が取れてしまったという。
2011年、ゲルディングはペニスも切除した。現在ゲルディングの股間には排尿できる穴だけがある。もちろん、その穴に、ペニスを入れることはできない。
ゲルディングは、自分のことをNull(何も無い)をもじった『ヌロー』と名乗っている。「自分の性器を自ら進んで切除する男性」という意味だそう。
彼は、「性器はないけど、トランスジェンダーではないよ」「サンフランシスコにいる僕の友人は僕のことを『マスキュヌル』と呼んでいるよ。男らしい(マスキュリン)けど性器がないからだってさ」と語っている。
ほとんどの男性が、「ペニスを切り落とす」と聞いただけで身震いしそうだが、ゲルディングはとても幸せで、セックスライフも充実しているそうだ。
「僕の性器を好きな人は、かなり興奮するらしいよ」
「バイの男の人なんだけど、僕の股間を舐めてくるんだ。「これ彼女にするんだよ」って言いながら。彼は僕との行為をすごく気に入ってるみたい」
「僕の胸が厚くて毛深いのに、股間は女性器みたいだから、それが好きなんだってさ。ストレートの男性で僕と関係を持っている人もいるよ。僕にペニスがないから、安心してセックスできるらしいんだ。」
…ところでゲルディングはどうやってイクのだろうか?
「イキそうになると、精子が性器の表面上にじわじわ出てくるんだ。ペニスがないと発射はしないみたいだね。」
彼のインタビューを掲載したGAWKERでは、彼のカラダが見ることができる。(※裸写真につき、18歳未満は閲覧禁止)