南米のエクアドルにて、現地時間12日、最高裁は同性婚を認める判決を出した。
エクアドルでは、2008年より同性カップルを婚姻と同等に認める「シビルユニオン」を認めていたが、相続税や財産分与などが法律婚と比べて少ないため、同国のLGBT権利団体らは完全な平等である「同性婚」を求めて長年闘ってきた。
その結果、最高裁では5対4でこれら権利をすべて認め、法律婚と同等に扱うと判決。晴れて同性婚が認められたのだ。
LGBT権利団体エクアドル・イクアリティ、ファンデーションの代表を務め、今回の裁判の原告でもあるエフライム・ソリアさんは、「今回の判決は私たちの全てのコミュニティとエクアドルの喜びです」と語っている。
南米において、同性婚を認めている国は、アルゼンチン、ブラジル、コスタリカ、コロンビア、ウルグアイ、そして今回のエクアドルを含めて6ヶ国。
今回の決定で、世界で同性婚を認めた国は27ヶ国となった。
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