ゲイたちの出会いツールといえば、「ナイモン」をはじめとするゲイの出会い系アプリでしょう。
しかし最近では、出会いがゲイアプリからインスタに移行してきているように感じます。
そこで今回は、インスタを出会い系ツールとして活用している20代のゲイ3人に聞いた、『インスタでの出会い方』について紹介していきます。
なぜSNSの中でもインスタが出会い向きなのでしょうか?
まずは日本で利用者数が多い、ツイッター、フェイスブックと比較してみましょう。
まず「フェイスブック」ですが、日本人の多くはノンケの知り合い+仕事関係の人まで幅広く繋がっている場合が多いですよね。そのため”公の場”感が強いため、タイプの人に色こくこと事ができづらいです。(※ただし、韓国や東南アジアの一部では、フェイスブックでのゲイ間の交流は盛んです)
また、ゲイたちの利用が活発な「ツイッター」はどうかというと、Rさん(29歳)によれば、「ツイッターは本音とか悪口が見えすぎて疲れる」だそうです。
たしかに、ツイッターの特性上、本音を語ったりコアな話題やエロ話が盛んな行われている場所なので、会う前から相手の本性が”見えすぎる”のも良くないのかもしれません。
また、ツイッター内でタイプの人に好意を伝える際「イイね」を使う人も多いですが、タイムラインに「○○さんがイイねしました!」と流れるお節介機能があるので、色こきが周りの人に分かってしまうデメリットもありますよね。(あれほんと無駄な機能)
それではインスタはどうでしょうか?
インスタは「本人の顔〜ライフスタイルまでが程よく見える」ことが最大のメリットでしょう。
多くの人にとって、インスタは”自分の見せたい姿”をのせるSNSです。
そのため、ツイッターやフェイスブックに比べ自撮りを載せやすい傾向にあります。
例えば、ゲイアプリ上では本人の写真を数枚でしか判断できませんが、インスタであれば沢山の写真からその本人を判断でき、また他の人がタグ付けした写真を見れば、盛っていない写真もチェックできます。
さらに、その人の趣味嗜好、食べ物の好み、よく行くスポットといったライフスタイル全体がわかるため、自分と相性がいいのかを総合的に判断しやすくなります。
さらにインスタの大きな特徴として「ストーリー機能」があります。
ストーリー登場以前までは、「インスタはオシャレな写真じゃないと投稿できない!」的な雰囲気があったのですが、ストーリーの登場により、投稿のハードルがぐっと下がったと思われます。
ちなみにインスタグラム社の統計よると、月のアクティブユーザーは全世界8億人で、そのなかで毎日3億人がストーリーを投稿しているそう。約3人に1人が毎日ストーリーを投稿してるってことです!毎日!!
たしかに、「みんなストーリーの中で生きてるんじゃない!?」と言いたくなるほど、ストーリーの投稿と閲覧している人がハンパなく多い印象です。
ストーリーには色々使い道がありますが、「出会い」に絞った場合、ズバリ良さは①自撮り(ちょいエロ画像)をのせやすい、②DMがきやすい、の2点です。
①自撮り(ちょいエロ画像)をのせやすい
自撮りや、上半身裸の画像といったちょいエロ画像、たまにはのせたいですよね?(のせたい前提ですんません)
しかしながら、日本という国では自撮りを揶揄する人がとても多いです。
そのためSNSでは「自撮りあげたくてもあげれない…」みたいな人がとても多いと思われます。
そんな人にこそストーリーが適しています。
ストーリーは24時間で投稿が消えるので、自分のプロフィール欄に写真が残りません。「どうせすぐ消えるし」と思い自撮りがあげやすいのです。
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