同性パートナーと同じ名字を求めた名古屋の裁判にて、名古屋家裁が変更を認めたことがわかった!
これは同性パートナーの関係を「結婚と同等」と認めていることを表した画期的な判決だ。
愛知県に住む30代の男性・鷹見彰一さん(仮名)は、パートナーの大野利政さん(仮名、30代)とともに、同性婚を認めない現行の法制度は違憲だとして、国に損害賠償を求める訴訟を起こしている。
代理人弁護士によると、2人は2018年から同居し、23年から里子を育てている。里子の養育に当たり、2人の名字が異なることで手続きがスムーズに進まない事態を防ぐため、同年11月に「名字の変更」の家事審判を申し立てていた。
それに対して名古屋家裁は、「婚姻し育児をしている異性同士の夫婦と実質的に変わらない生活実態にあると認められる」などと指摘。戸籍法上の「やむを得ない事由」があるとして名字の変更を認めたのだ。
カップルは無事変更手続きを終えて、こうコメントしている。
「同じようなマイノリティーの人たちにとって、『認めてもらえるんだ、隠れて生きなくてもいいんだ』という気持ちにつながる内容だったと思う」
同性カップルの名字変更は、全国で3例目だという。