6月はグルメだけじゃなく、アートも熱い!
今週末行かないと後悔すること間違いなしの、ホットな展覧会をまとめて紹介。
オーストリアの世界的画家グスタフ・クリムトの展覧会「クリムト展 ウィーンと日本1900」 が、東京都美術館にて4月23日(火)〜7月10日(水)の期間で開催中。
オーストリアの国宝《接吻》で知られる世界的画家で、今回はクリムトの没後100年を記念して開催。
クリムトは遅筆なうえ、作品がナチスに押収されたり、戦火で焼失したりするなどし、現存する作品は少なく大変貴重。
そんな中、過去最大級となる25点以上のクリムトの油彩画のなかには、黄金時代の代表作のひとつ《ユディトI》も含まれるほか、全長34mにも及ぶ壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の精巧な複製、日本初公開となるローマ国立近代美術館所蔵の《女の三世代》などが一堂に会する。
残念ながら、最も有名な《接吻》はないものの、これを逃したらいつ見られる?といった名画ばかり。7月頭までなので、まだの人はお見逃しなく!
アメリカの現代アーティスト、トム・サックスの個展「ティーセレモニー」が、初台の「東京オペラシティ アートギャラリー」にて好評開催中。
プラダのロゴが描かれた便器や、エルメスの包装紙を模したマックのバリューセットなど、その毒づくユーモアで世界を席巻しているアーティストだ。
そんなサックスは、2012年より本格的に茶道を学んでいることから、本展では「トム・サックスが茶室を手がけたらどうなるか?」をテーマに作品を発表。
伝統的な茶の湯にまつわる様々な儀礼や形式を独自の解釈で再構築しており、体感型の庭や手作りの茶室、茶道具の数々など、こだわりと遊び心に溢れた作品を展示している。
「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に世界102の国と地域から公募をつのり、その受賞作品を展示するという大規模なアート展。
期間は、6月1日(土)~16日(日)。
今年は4,384作品の応募の中から受賞作品を一挙展示。同芸術祭といえば、ゲイ漫画家・田亀源五郎氏の「弟の夫」の受賞を輩出している。
日本だけでなく世界中の多彩なクリエイターやアーティストが集い、最先端のメディア芸術作品を体験できる貴重な16日間。
アートの”今”をぜひその目で確かめてみて。
テレビ東京で絶賛放送中の人気ドラマ「きのう何食べた?」が、初となる展覧会を東京・渋谷の「ギャラリーエックスバイパルコ」にて開催。期間は6月13日(木)から7月7日(日)まで。
初となる展覧会はドラマと原作の世界観を体感できる内容となっており、忠実に再現された舞台セットをはじめ、撮影で使用された小道具、名シーンの場面写真など、ドラマを見ている人にはたまらない展示物が並ぶ。
また、ここでしか手に入らない限定オリジナルグッズも販売しているとのことなので、何食べファン必見の展覧会となりそうだ。
神奈川の横須賀美術館で開催されている「センス・オブ・スケール展」は、縮小された超小型模型から巨大なオブジェまで、小さいモノと大きいモノの世界をテーマにした合同展。
現在好評開催中で、6月23日まで。
出展作家には、インスタで約200万フォロワーを抱える人気ミニチュア作家・田中達也ほか、国内外で活躍する小さな絵本の高田安規子・政子、平町公など、注目作家の作品を多数展示。
ユーモアたっぷりの拡大・縮小された「スケール」の世界に、きっとあなたも虜になるはず。
また、海に面した広々気持ちいい横須賀美術館は、デートにも最適なスポット。