セレブ向けの高層マンションを舞台にしたサスペンス映画『ハイ・ライズ』が、8月6日(土)より劇場公開する。
本作は、巨匠J・G・バラードの名作SF小説を、ポストクローネンバーグと言われる鬼才ベン・ウィートリーが手掛けた話題作。
物語は、1975年ロンドン近郊、階層がそのまま階級になっているセレブ向け高層マンションを舞台に、皮肉な現代社会のヒエラルキーの崩壊を圧倒的な映像美で描きだしている。
主演は、ポストジェームズ・ボンドの呼び声高いトム・ヒドルストン。その他、ルーク・エヴァンズなど英国を代表する人気俳優が勢ぞろい。
本作は、美しいものが無様に乱れ狂うゴシップ的面白さに加えて、日本でも問題となっている「タワマン格差」などの、異常なまでの階級至上主義、ステータス主義を描き出す。
都市部に住むすべての人に送る、スリリングなサスペンスドラマは必見だ。
『ハイ・ライズ』
8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ他、全国順次公開