「お酒と健康」。健康に気をつかいはじめる30代以降は気になるテーマだよね。
そんな「お酒と健康」にまつわる大阪大学の研究が、科学雑誌『Nutrients』に掲載された。健康に良い飲み方、適量などを紹介していきたい。
大阪大学では、約1463万人を対象とした「アルコール摂取量と腎臓病リスク」を調査。
その結果、アルコール摂取量が1日20g(日本酒1合分)であると、蛋白尿の発症・腎機能低下のリスクが減少することが分かった。
反対に、アルコール摂取量が1日60g(日本酒3合分)を超えると、蛋白尿の発症リスクが上昇。健康上良くない。
つまり、1日1杯程度の飲酒であれば、健康に良い(腎臓病の予防に有効)ことがわかった。
ただ、1日60g以上のアルコールであっても、腎臓へのリスクはそこまで見られなかったそうだ。
ただし腎臓以外の健康上のリスクが上がるとみられている。
健康的なお酒の目安は「1日20g」これを各お酒に置き換えると以下。
日本酒
1合(180ml)に含まれるアルコールが約20g。1日1合が適量。3合を超えると健康リスクあり。
缶ビール
缶ビール(350ml)に含まれるアルコールは約14g。1日1本半が適量。4本を超えると健康リスクあり。
ワイン
1杯(120ml)に含まれるアルコールは約12g。1日約2杯が適量。5杯を超えると健康リスクあり。
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お酒はほどほどあれば、むしろ健康に良い。
だけど、習慣的に飲酒する場合は、1日の目安量を超えないように気をつけよう。