大ヒットドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」のミランダ役で知られる俳優シンシア・ニクソン(51)が、ニューヨーク州知事選へ立候補するかもしれない。
シンシアは、自身が出演する新作映画のプロモーションのため、米TV番組Todayに出演。そのなかで、次期ニューヨーク州知事選出馬をにおわせる発言をしている。
司会が、「次期NY州知事選に出馬するという噂があるようですが?」と質問。それに対しシンシアは、「その噂は私も知っているわ(笑)」と答えた。
彼女が現在の政治で懸念を抱いていること、それはニューヨーク州の教育問題だそう。
「(みんなが私に出馬を求める)その一番の理由は教育のことだと思うわ」と明かした。
シンシアといえば、オープンリーレズビアンであり、LGBTアクティビストのクリスティーン・マリノーニと2012年に同性婚。元夫との間に生まれた子供3人を含めた5人家族だ。
そんな自身の子供も通うニューヨークの教育格差に疑問を投げかける。
「クモオ氏(現NY知事)は子どもたちを不公平に扱っていると思う。彼は公立学校に反対はしていないけど、教育のために予算を使いたくないよう。だって全米50州のうち、ニューヨークは公平な教育資金のランキングで49位なのよ」
「クオモ氏は『他の州に比べて生徒一人当たりの支出額は高額』と言っている。これは確かに事実だけど、実際は裕福な地区の子供たちばかりにお金が使われている。低所得者との教育格差が大きい。最も裕福な学校群と最も貧しい学校群では、生徒一人当たりの支出に1万ドル(約110万円)の差があるんですから。これほど差が広がったのはクオモ氏が州知事に就任してからよ」と、痛烈に批判した。
そんなシンシアの意見を受け、司会が「今日ここで出馬宣言しますか?」と質問したところ「それはしないわ」と明言は避けた。
しかしながら出馬を否定もしていないところを見ると、彼女の出馬の可能性も多いにありえると、米各紙は報じている。
もしシンシアが出馬してNY州知事になれば、女性で、かつオープンリーレズビアンの州知事となる。
次期州知事選は来年。彼女の出馬に大いな期待が集まっている。