大人気TVドラマ『ARROW/アロー』で知られる俳優コルトン・ヘインズが、今年5月にゲイであることをカミングアウトをした。
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そんなコルトンが、米ゲイ雑誌「OUT」にて、初めて自身のカミングアウトストーリーや、辛かった青春時代を赤裸々に告白した。
現在28歳のコルトンは、アメリカの中でも保守的なカンザス州に生まれ育つ。
10代はゲイであることに悩み、14歳の時に家族や友人に告白を決意。
しかし、母親にカミングアウトするも受け入れてもらえず、同級生からはイジメを受けてしまう。
そして、そんな環境に耐えられずに家出を決意。3週間の家出期間中、離婚して疎遠になっていた父親がオーバードースで自殺したとの知らせが届いたのだ。
周りからは「息子がゲイだと知り命を絶った」と、自身のカミングアウトが原因で自殺したのだと聞かされたという。自殺の真相は誰にも分からないが、この一件で、彼の心に深い傷が残った。
俳優を目指してロサンゼルスに移り住むと、エージェントからは「ゲイであることを隠すように」と指示され、クローズドに徹する。
周りからのプレッシャーと自身のセクシャリティの葛藤から、精神状態は乱れ、一時はリハビリ施設に入所していたという。
コルトンは、「こんなに長い間、みんなに嘘をつかなければならなかったことを申し訳なく思っている。だけど「俳優として成功するには他に道はない」と言われたんだよ」とカミングアウトの苦悩を語った。
両親や友達からもセクシャリティを否定され、絶望的だった暗黒の青春時代。
また、イケメン俳優としてブレイク後も、度々セクシャリティに関するゴシップに頭を悩ませていた。以前エンターテイメント・ウィークリー誌のインタビューにて、カミングアウトする前に比べカミングアウト後は気持ちが相当楽になったと話している。
またインタビューで「理想の男性のタイプは?」と聞かれ、「ライアン・レイノルズ(俳優)、イドリス・エルバ(俳優)、ジョン・シナ(プロレスラー)の3人を合わせたような人かな」と答えている。
最後にコルトンは、「僕はハッピーエンドが好きなのさ、もしくはハッピービギニングね」と話している。彼の今後の俳優人生が更に輝くことを期待したい。