ゲイ権利運動の元となった「ストーンウォール事件」を題材にしたゲイ映画『ストーンウォール』が、今年冬に日本公開することがわかった。
同作は、『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』で知られる著名監督ローランド・エメリッヒがメガホンを撮った話題作。
また、オープンリーゲイ監督として知られるエメリッヒ監督は、「ホームレスの40%がセクシュアル・マイノリティの若者である」という統計に衝撃を受け、本作の製作に至ったそう。
本作は、当時社会的に迫害されていたゲイたちの憩いの場「ストーンウォール・イン」にて1969年に起きた「ストーンウォール事件」を題材にしたヒューマンドラマ。
インディアナ州からNYにやってきた主人公ダニーを通し、 社会的に認められないことに傷付きながらも必死で自分の居場所を探そうとひたむきに生きるLGBTたちと、その時代背景を描いている。
本作は、昨年9月に全米公開されたが、「事実とは違う」「実話を元にしただけで、ハリウッドに壊された物語」として、ゲイたちの間でボイコット騒ぎに発展していた。
関連記事 >> ゲイプライド発祥を描く映画に、LGBTら2万人がボイコット。なぜ?
本当に「ストーンウォール事件」の事実が曲げられて作られたのだろうか?
公開当初から物議を醸し、ゲイ映画史上最大の問題作といわれる映画『ストーンウォール』、その事実を観るか観ないかは、あなた次第だ。
『ストーンウォール』
2016年冬新宿シネマカリテほか全国ロードショー