日系人男子プロゴルフ選手のタッド・フジカワ(Tadd Fujikawa)が、ゲイであることをカミングアウトした。男子ゴルフでは史上初めてとなる。
現在27歳のタッド・フジカワは、2006年に当時15歳で全米オープン史上最年少出場を果たしたゴルフ選手。
9月10日の「世界自殺予防デー」に合わせ、自身のインスタグラムにてこうカミングアウトした。
「気づいている人は多いと思いますが、僕はゲイです。みんなに理解してほしい、受け入れてほしいとは思っていません。誰に知られようとも関係ないことだから、カミングアウトする必要はないと思っていました。ただ本当の自分を隠しことがいやでした。いつも周りが何と言うか恐れていて、メンタルもずっと崩れていました。自分のセクシュアリティを明かすかどうか悩んでいましたが、他の人のカミングアウトに私は救われましのです」
「他人にどう思われたり言われたりするのか、いつもずっと恐れており、そのことが原因で長い間ずっと精神的に問題を抱えていて、悪い状態に追い込んでいました。いま僕は他のLGBTQコミュニティーに刺激を与えるために立ち上がろうと決意しました。この世界をより良い場所にするために」
プロゴルフ男子選手としては史上初めてのカミングアウトに、全米ゴルフ協会(PGA)も「勇気ある行動と力強いメッセージだ」と称賛。
ちなみにゴルフ業界全体でいえば、デンマーク出身のミアン・バガー選手が、トランスジェンダー女性としてはじめて国際大会へ出場している。