プロスケートボーダーのブライアン・アンダーソン(Brian Anderson)が、ゲイであることをカミングアウトした。
ブライアンは、1999年にスケートボーディングワールドカップにて優勝、ファッションブランド「スラッシャー」による『スケーター・オブ・ザ・イヤー』の称号も手にした世界的スケートボーダーだ。
そんな彼は、米「VICE Sports」のドキュメンタリーにて、ゲイであることをカミングアウトした。
現在40歳のブライアンは、これまで家族や親しい友人にはゲイであること明らかにしていたが、長年公表することは避けていたそう。
ゲイであることに気が付いたのは3・4歳の時と早くから自覚していたものの、幼い時から周りでホモフォビックなフレーズを耳にするたびに、ゲイであることを明かすのは危険だと感じていたと話す。
彼のカミングアウトを聞いた友人の一人は、「お前がゲイなのは何が問題なんだ?俺たちはスケーターだろ? 君が滑る、俺も滑る、みんな滑る、それでいいじゃんかよ。そんなこと(ゲイであることを)誰が気にするんだ?」と、ドキュメンタリー動画の中で語っている。
スケボーというと「男社会」の認識が強く、そこには多くのホモフォビアが存在するのも事実。多くのスポーツは男性的でいることを余儀なくされる傾向があり、彼がこれまで経験した苦悩や葛藤は計り知れない。
スケーター業界のトップに君臨するブライアンのカミングアウトは、世界中のストリートキッズたちに大きな影響を与えてくれることだろう。
以下、VICE Sportsのドキュメンタリー動画。