2024/08/29

台北から北海岸の港町へ!基隆観光で楽しみたい5つのこと

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こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。

 

台北駅から台鐵(台湾鉄道)に揺られること50分、あるいは客運(高速バス)に乗り込んで30分ほど。台湾北海岸の港町・基隆では、世にも珍しい海岸線の景観や台湾指折りの有名夜市に加え、注目のニュースポットも続々登場中。見どころたっぷりな街へと、現在も進化を続けています。

 

今回は、台北リピーターの方におすすめしたい日帰り小旅行へ。基隆での観光で楽しみたい5つのことをご紹介します。

 

1. 奇岩群が織りなす不思議な海岸線を眺めに行こう!

 

和平島の北端にある「和平島公園」のエントランス(Googleマップ)

 

台湾北部で不思議な海岸線を見られる場所としては、女王の横顔のように見える岩「女王頭」がある野柳が有名ですが、実は基隆にもぜひ訪れたいスポットが。

 

基隆港東側エリア・和平島の北端に広がる「和平島公園」へと、向かってみましょう。

 

 

 

 

 

 

公園の海岸線には、硬い岩盤からポコポコと顔を出すキノコのような奇岩群が。

 

「海兔岩(ウミウシ岩)」「豬腳岩(豚足岩)」などユニークに名付けられた岩たちと、青い海の向こうに浮かぶ島「基隆嶼」が織りなすユニークな景観が、訪れる人々を魅了し続けています。

 

 

 

 

 

また、九孔(トコブシ)の養殖場として使われていた場所を海水プールへと生まれ変わらせた「藍海水池」も、和平島公園内の人気スポット。

 

水着を準備して向かえば、透き通る海水プールでの海水浴も楽しめます。

 

2. カラフル&おしゃれなリノベスポットを巡ろう!

 


 

カラフルな建物群が漁港沿いに並ぶ「正濱漁港」(Googleマップ)

 

和平島へと向かう道すがら、カラフルに彩られた建物群が目を惹く「正濱漁港」は、基隆を代表する人気スポット。

 

日本統治の時代に造られ、かつては一大漁港として栄えたこの場所。フォトジェニックな写真も撮れるスポットへと生まれ変わることで、再び多くの人々が訪れる賑わいを取り戻しています。

 

 

 

「魚刺人雞蛋糕」でいただくバニラアイスのせ焼きカステラ(Googleマップ)

 

カラフルな建物内にもリノベーションが施され、漁港の景色を眺めながらお茶を楽しめるカフェやスイーツショップ、レストランなども急増中。

 

和平島公園での観光を終えて、一息入れたい時におすすめです。

 

 

 

 

旧小学校校舎をリノベーションした書店「太平青鳥書店」(Googleマップ)

 

基隆港へと移動して、港を目の前に望む虎仔山の山頂へと上っていくと、太平國小という小学校跡地が見えてきます。

 

その一角にあるのが、青い鳥のロゴが目印の「太平青鳥書店」。3階建て校舎の一部をリノベーションした館内には、基隆の歴史や風土など紹介するインディペンデントマガジンをはじめ、カテゴリごとにセレクトされた台湾の書籍がずらりと並びます。

 

 

 

 


麓の基隆港からも見える英字の巨大サイン「KEELUNG地標」(Googleマップ)

 

各フロアにはカフェスペースが設けられており、最上階カウンターからの眺めは抜群。書店のすぐおとなりには、ハリウッドサインのような「KEELUNG地標」もあるので、合わせてぜひ。

 

3. ニューオープンのランドマークから基隆の街を一望しよう!

 



港のクレーンのようなユニークなデザインの「基隆塔」(Googleマップ)

 

基隆港周辺に広がる繁華街をより間近に一望するなら、2023年12月にオープンしたニュースポット「基隆塔」へ。

 

大きな港を有する基隆だからこそしっくりと馴染む、港のクレーンを連想させる斬新なデザイン。街の新たなランドマークとして、注目を集めているスポットです。

 

22階建てビルに相当するタワーの屋上へは、麓からエレベーターで。徒歩15分ほどで上まで登れる遊歩道も整備されており、てっぺんまで歩いて向かうことも可能です。

 



 

 

 

 

船のデッキのように先端が尖ったタワーの屋上から望めるのは、基隆港の大パノラマ。下をのぞきこむと思わずヒヤッとするほどの高さから、臨場感満点の眺望を堪能してみては?

 

4. 洞窟内に仏様が鎮座する神秘のスポットを参拝しよう!

 

 

 

洞窟内にたくさんの仏像が祀られている「仙洞巖」(Googleマップ)

 

基隆港西側エリアにある、赤い提灯と山の緑のコントラストが鮮やかな「仙洞巖」。麓に伸びる深さ80mほどの洞窟の中には、金色に輝くたくさんの仏像が祀られています。

 

この洞窟は、一見すると人の手によって掘られたように見えますが、実は海の侵食によって自然に形成されたもの。

 

壁面には、様々な文字や仏様も彫刻として刻み込まれており、お参りをしながら隅々までじっくり観察したい、神秘的な雰囲気に満ちたスポットです。

 

 

 

 

仏様の手のような形状の洞窟が広がる「佛手洞」(Googleマップ)

 

すぐおとなりにも、同じく侵食によって形成された洞窟が。

 

「佛手洞」と名付けられたこちらは、中心に広がる大きな洞窟から、細長い穴が他方向へと伸びた仏様の手のような形状に。真夏でもひんやりとした内部へと足を踏み入れると、インディ・ジョーンズの世界に迷い込んだかのような不思議な感覚を体験できます。

 

 

5. 台湾指折りの有名夜市で名物グルメを堪能しよう!

 

 

台湾指折りの有名夜市に数えられる「基隆廟口夜市」(Googleマップ)

 

1日中見どころを巡り終わった夜は、やっぱりおいしいごはんで締めたいもの。最後は、台湾指折りの有名夜市として名を連ねる「基隆廟口夜市」で、ローカルグルメを食べ歩いちゃいましょう。

 

まばゆく光る黄色の提灯がずらりと並ぶ様子は、基隆を代表する夜の風景。奠濟宮の境内や夜市を抜けた先の周辺の道路にも屋台が所狭しと並んでおり、とても賑やかな一大グルメエリアが広がっています。

 

 

 

 

 

 

揚げパンに野菜を挟んだサンドイッチ「營養三明治」や、たっぷりのしいたけともち米を炊きあげたおこわ「油飯」、きめ細やかな氷とフレーバーとなる食材をその場で混ぜ合わせるふわふわシャーベット「泡泡冰」などは、基隆廟口夜市の名物グルメ。

 

屋台前に設けられた小さなカウンターに腰掛けて、ローカルな空気の中で食事を楽しんでみるのも、基隆の夜を彩るノスタルジックな想い出づくりにピッタリです。

 

***

 

基隆観光で楽しみたい5つのことをご紹介しました。

 

基隆での観光は、基隆港周辺の徒歩での散策に加えて、基隆駅前やショッピングモール・Esquare前から発着している路線バスを活用するのがおすすめ。現地の交通手段も活用しながら、港町の魅力あふれる基隆の街を巡ってみてはいかがでしょうか?

 

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