「サル痘」 の国内感染者が累計100件を超え、静かに感染拡大している。
「サル痘」が日本ではじめて確認されたのが昨年7月、GENXYの記事で紹介した昨年8月時点では感染者4件だったものが、現在は累計数109件に。(4月16日時点)
都道府県別の感染者数はこちら。
・東京|82件
・大阪|8件
・埼玉|3件
・千葉、沖縄|2件
・茨城・神奈川・静岡・香川・高知|1件
以前は海外渡航歴ありの人が感染すると思われていたが、発症者のなかには渡航歴がない人もいるため、国内で静かに流行している。
ちなみにWHOの発表によると、世界のサル痘感染者の97%が男性であり、
なので、特にゲイたちは注意してほしい。
サル痘の主な感染経路はこちら。
・発疹、カサブタ、体液や血液に触れること
・性的な接触(口の中、肛門、 性器との接触を含む)
・近距離での対面で飛沫に長時間さらされること
この中でも「性的な接触」が感染の7割を占めているそう。
普段から不特定多数と行為をする人、または頻度の高い人など「セックスアクティブ」な人は、特に注意してほしい。
サル痘に感染しないため、できる対策とは?
✔︎ 特定の相手とセックスする
不特定多数との行為を減らす。
✔︎ セックス相手のカラダを確認しよう
カラダや性器などに異変(発疹、ぶつぶつ等)がないか確認して、もしあればセックスをやめる。
✔︎ コンドームを使う
完全ではないが、粘膜との接触を減らすことは効果的。
もしサル痘を疑う症状(発疹、ぶつぶつ等)が出た場合は、病院に相談しにいこう。
サル痘の症状は皮膚病(麻疹、梅毒)や、性感染症(梅毒など)、天然痘などさまざまな病気に似ていることから、見た目だけで判別することは難しい。必ず検査を受けよう。
もしサル痘と判断された場合。
日本では具体的な治療薬はないため、症状に合わせた治療が行われる。
なお、「天然痘ワクチン」に予防効果があることが分かっているため、患者が出た場合は、その接触者に対するワクチン接種が可能になっている。
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欧米では落ち着きつつあるが、日本では静かに感染拡大している「サル痘」。
できれば、不特定多数とのセックスを控えたり、コンドームを使ったりと、できる対策はやっていこう。
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