2015/11/03

【特集】バルマンの若きゲイデザイナー、オリヴィエ・ルステンとは?

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11月5日(木)世界同時発売される『H&M × バルマン』。今年のH&Mコラボ相手として注目を集めるバルマンだが、同ブランドを牽引する若き天才デザイナー、オリヴィエ・ルステン(Olivier Rousteing)を知っているだろうか?

 

現在29歳にして、パリの老舗メゾンBALMAIN(バルマン)のトップに君臨し、ファッションシーンを牽引するオリヴィエ。オープンリーゲイの彼は、SNSでのセルフィーやゲイ雑誌でのヌード披露など、新しいゲイアイコンとしても注目されている。そんな彼にフォーカスして紹介!

 

 

オリヴィエ4

 

 

オリヴィエ・ルステンは、1986年フランス南部ボルドーで生まれる。

両親はいなく、幼少期は児童養護施設で暮らしており、裕福な白人両親に引き取られ養子となった。

正確には明らかにされていないが、オリヴィエはミックスで様々な人種が混ざっているそう。また語学が堪能で、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ギリシャ語を話すマルチリンガルだ。

 

彼のファッション業界でのキャリアは、ロベルト・カヴァリのアシスタントからスタートする。5年間アシスタントを経験したのちバルマンに入社。その後弱冠25歳にして同ブランドのクリエイティブディレクターに大抜擢される。

 

 

多様性を重視したファッション

彼はミックスで多様なバックグラウンドを持つことから、ファッションにおける多様性を重視している。

彼は雑誌のインタビューにて、「僕自身、様々な民族の血を受け継いでいる。幼少期は孤児院暮らしから裕福な白人両親の養子となった。僕を構成している様々な要素を、ファッションやコレクションにも落とし込んでるよ。」続けて、「香水の広告を見てみてよ。黒人女性を見たことないでしょ?ファッションは白人に属すものではないよ。」

また、ファンを大事する彼は、100万フォロワーを抱える自身のインスタグラムの重要性も言及。

「僕のインスタグラムに寄せられるコメントは、ファッション評論家たちの意見よりも重要だよ。」

 

 

クリエイティブディレクター就任後、ブランド業績が右肩上がりに

オリヴィエがクリエイティブディレクターに就任した2011年より、メンズの売り上げが全体の40%に成長。また、過去3年間のブランド総売上は15%~20%上昇する好調ぶりだ。

 

このルステンのクリエイションについて、バーニーズニューヨーク副社長のトム・カレンダリアン氏は、「ルステンはブランドのアイコンそのものだ。彼が作る服は、人々に服を渇望させる魔力がある。」と絶賛している。

 

 

 

 

 

リアーナ、キム・カーダシアン、ビヨンセらセレブを味方に

 

オリヴィエ3

 

 

オリヴィエ率いるバルマンは、リアーナ、キム・カーダシアン、カニエ・ウェスト、ビヨンセら多くのセレブに愛されている。

セレブを取り込んだブランディングについてオリヴィエは、「バルマンのインスタフォロワーは110万人程度。しかし、リアーナやキムはその10倍のファンを抱えている。これはブランドよりも個人の影響力が強いことを表しているよね。」とインタビューで語っており、セレブを味方に付けることで多くのリーチを獲得している。

 

次ページ>>ゲイ雑誌にてヌード披露から、自身の恋愛観まで。

 

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