今年3月、イタリア人ファッションデザイナーのドルチェ&ガッバーナが、LGBT家族様式を否定し、体外受精児を「人工的(偽物)な子供」とする発言が大きな物議を醸していた。
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同発言を受け、エルトン・ジョンをはじめとするLGBT関連セレブらがドルガバを大バッシング!世界中でボイコット運動や、謝罪を求めるデモが起こり大きな騒動に発展していた。
ドルチェ&ガッバーナはこれまで沈黙を続けていたが、今月発売の米VOGUE誌9月号にて、初めて公式に謝罪をした。
「私は何らかの自己分析をしました。」とドルチェは語る。「私は、自身の言葉が不適切であったと反省し、心から謝りたいと思います」と謝罪文を発表した。
ことの発端は今年3月、伊Panorama誌のインタビューにて、ドルチェ&ガッバーナはLGBT家族について以下のように言及。
「唯一の家族というものは血の繋がった伝統的なものだけ。人の一生には自然な流れがあって、変えられるべきものではない。」「人は父親と母親から生まれるし、またそうあるべき。人工的(偽物)な子供ではなくね。出産はセックスからであるべきだよ。」と語っていた。
その後大きな炎上をするも、彼らは「私的な意見を述べただけ。他の家族を否定するものではない」とし、これまで謝罪を発表することは無かった。しかし、今回の米VOGUE誌では、彼らの考えが一転し謝罪に至っている。
同記事では、以前ドルチェ&ガッバーナが子供を欲していたが、イタリアの文化的側面から諦めたことも語っている。
彼らは「私たちは子供が欲しかったが、イタリア文化がそれを許さないでしょう。米・カリフォルニアにいって代理出産という方法もありましたが、生まれた子供をイタリアに返すことができないことを懸念しました。」と語り、イタリアの伝統的家族形態が染み付いているが故、LGBT家族のような近代的家族様式を否定する発言に至ったと綴られている。
5ヶ月に及んだドルチェ&ガッバーナの一連の騒動、あなたはどう思うだろうか?