最近スタンダップコメディにはまっています、旅ライターのがぅちゃんです。
英語圏で最もポピュラーなお笑いのジャンルと言われている「スタンダップコメディ(stand-up comedy)」。芸人が舞台で漫談を披露する芸のことです。
この記事では、ベア系と呼べそうなスタンダップコメディアンたちを紹介します!
スタンダップコメディをたんてきに説明するならば、「舞台から観客に対してジョークを言って笑いをとるパフォーマンス」となるでしょう。
「ジョークとは、フリ(セットアップ)とオチ(パンチライン)で構成された笑い話」と解釈されることが一般的です。
スタンダップコメディを日本のお笑いで例えるならば、「TV番組『人志松本のすべらない話』で披露されるような笑い話を舞台で行う芸」と言えるでしょうか。
余談ですが、『兵動大樹のおしゃべり大好き。』のパフォーマンスはスタンダップコメディと呼べる状態です。
それでは、ベア系スタンダップコメディアンたちを紹介していきます。
アメリカのベア系ゲイのコミュニティでも人気が高いニック・オファーマン。
同国の人気コメディ番組『パークス・アンド・レクリエーション』で『ロン・スワンソン』の役を演じたことでも有名です。
2014年のスタンダップコメディ作品『Nick Offerman: American Ham』では、変人に見えるアメリカ人男性が信仰をいじるパフォーマンスでも話題になりました。お芝居に近い見応え。
アメリカの人気ドラマ『それいけ! ゴールドバーグ家』の『マーレー・ゴールドバーグ』の役を演じたことでも有名なジェフ・ガーリン。
スタンダップコメディのパフォーマンスでは、「陽気な中年男性が滑稽な実体験を笑い飛ばすように話す」というスタイルで知られています。
聞いていて愉快な気分になれる漫談です。
トルコで最も有名なスタンダップコメディアンと言ってよい人物が、ジェム・ユルマズ。
「まともなトルコの男性が、人間が日常で見落としている部分について言及する」という味わいの漫談で知られています。
啓蒙に近い雰囲気があります。
イラン系イギリス人のスタンダップコメディアンがオミッド・ジャリリ。
「地に足ついたイラン系イギリス人が、茶番やお約束を徹底的に茶化す」といった芸風で知られています。
ふざけていても根がハイブロー(教養や学識のあるさま)な様子なので、飽きのこないおかしみがあります。
元・アメリカ海兵隊としても知られているブライアン・シンプソン。
「流行に迎合しないタイプの地に足ついた黒人男性が、世の中や身の回りの茶番を冷静に報告する」という芸風で知られています。
「現代のアメリカの一般人の本音」のような聞き応えです。
イギリスのレジェンドと言ってよい知名度のスタンダップコメディアンがピーター・ケイ。
「太った白人男性が、日常の滑稽なエピソードを滑稽に伝えている」というパフォーマンスで知られています。
ピーター・ケイが動くと何もかも滑稽に見えてきて、恐ろしく愉快です。
イギリスで最も有名なスタンダップコメディアンのひとりが、リッキー・ジャーヴェイス。
「チャーミングな外見の白人男性が、馬鹿にしたような態度で茶番の揚げ足を取ってふざける」という芸風で知られています。
ひんしゅくを買うまで攻め続けていて、見応えがあります。
「アメリカのそのへんにるおっちゃん」といった佇まいがなんともよいスタンダップコメディアンが、スティーブ・トレビーニョ。
「なんのへんてつもないアメリカの中年男性が、妻や家族にまつわる滑稽なエピソードを愚痴るように披露する」という聞き応えの漫談です。
しょうもない話かと思いきや、「アメリカの現代社会を理解した上で地に足ついたリベラルな態度で生きる」という視点がぶれない、名人芸です。
「ホモ」の語源の地であり、地中海に面するヨーロッパの国「ギリシャ」にルーツをもつアメリカ人のスタンダップコメディアンが、スタブロス・ハルキアス。
「太った陽気な男がおばかな事を言う……という態度で、実はするどく物事の揚げ足をとる」といった味わいの漫談です。
なにかと博識な様子で、「アメリカの外からアメリカを解釈できるアメリカ人」という気配も相まって、味わい深いです。
オープンリーゲイのスタンダップコメディアンがジョセフ・シュレス。
「ステレオタイプ通りのアメリカ人のゲイが、やらかした体験談を臆することなく淡々と披露する」という芸風で知られています。
ゲイ人をやりきっていて、見応えがあります。