京都出身の旅ライターのがぅちゃんです。
【GAYめし】とは、「あのお店すごかったよ」とゲイの友達に教えたくなったお店を紹介する企画です。
ハロウィンの発祥地・アイルランドの首都「ダブリン」より、
オープンリーゲイの首相「レオ・バラッカー」の活躍でも話題になったアイルランドは、イギリスの近所にある国です。サイズは北海道ほどで、人口は約515万人。
アイルランドは世界で最もLGBTQフレンドリーな国の一つと考えられています。2015年に同性婚が合法化されており、「国民投票で同性婚を決めた最初の国」となりました。
ダブリンのイメージをたんてきに表すなら、「ビールと文学」と言えるでしょうか。
ダブリンは「ギネスビール」の発祥地であり、その醸造所「ギネス・ストアハウス」が観光名所となっています(京都でいうところの金閣寺みたいな状態)。
文学とのつながりに関しては、ダブリンは、世界的に有名な作家「オスカー・ワイルド」の出身地として有名です。
オスカー・ワイルドは同性愛者だったことで知られており、文学界のゲイ・アイコンと考えられていることも。
余談ですが、ゲイであることが違法だった時代にオープンリーゲイだった芸術家「フランシス・ベーコン」もダブリン出身です。
ダブリン屈指の観光エリア「テンプルバー」 にある名店が「ザ・ボクスティ・ハウス」です。
ザ・ボクスティ・ハウスでは、ポテト料理「ボクスティ」をはじめとするアイルランドの名物料理が楽しめます。
ちなみにボクスティは「ポテトパンケーキ」と説明されることがあります。日本のお好み焼きのような食べ物と言えるでしょうか。
ボクスティはどれもたいへん美味しかったです。
お店では、ボクスティ以外にも、アイルランドの定番料理が味わえます。店内は「しゃれた食堂」といった雰囲気で、誰と訪れても過ごしやすそうなのも素敵でした。
オスカー・ワイルドとならぶ知名度かつダブリン出身の小説家「ジェイムズ・ジョイス」ゆかりのパブが「デイビー・バーンズ」。
デイビー・バーンズは、ジェイムズ・ジョイスの世界的名作『ユリシーズ』に登場するお店で、作中に登場する「ゴルゴンゾーラ・サンドイッチ」が今でも味わえます。
他には、現地で人気のファストフード「パスティー」の専門店「ハンリーズ・コーニッシュ・パスティーズ」が人気です。フィリング(具)の種類が多くて、選ぶのも楽しいです。
テンプルバーにはゲイバーが集結しており、国内で最大&最古のゲイバーのひとつ「ザ・ジョージ」が名所となっています。
ザ・ジョージでは平日からドラァグショーが開催されており、観光客がいつ訪れても楽しめそうな空間でした。
ハロウィンの時期に行ってみたいものです。