旅ライターのがぅちゃんです。ゲイ向けでは無いけれど…ゲイたちにおすすめしたいエッジの効いたお店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は、大阪の心斎橋(しんさいばし)にあるラグジュアリーホテルの「W大阪」内にあるカフェラウンジ「リビングルーム」を紹介します。
アメリカの「マリオット・インターナショナル」が展開するホテルブランドに、「Wホテル」というのがあります。「ラグジュアリーホテル」と言われている類のホテルです。そんなWホテルとしては日本初進出の「W大阪/W Osaka」が、2021年3月16日に、「心斎橋/しんさいばし*」にオープンしました。大阪の新名所として話題です。
W大阪は、それ自体が目的地になりそうな場所です。デザインは建築家の安藤忠雄、インテリアは、オランダの建築会社「コンクリート社」。「大人の遊び場」がコンセプト。
ホテル内には飲食店が6つあり、メインダイニング、鉄板焼き屋、日本料理屋、カフェ、プールバー、カフェラウンジの「リビングルーム」となっています。
W大阪のある心斎橋は、大阪の定番観光地でもあり、ポッシュなショッピングエリア。南に行くと「難波」があります。難波と「梅田/うめだ」は、大阪の二大繁華街。
難波周辺は「ミナミ」、梅田周辺は「キタ」と呼ばれています。ゲイバーはこの2箇所に集中していて、ミナミが浅草、キタが新宿、のような感じです。
大阪のビトンのカフェ行った。トイレの便器がTOTOのいちばん高いやつ(ネオレストNX?)らしくて、不動産関係の仕事してた友達がえらく興奮してた。なかなか体験できないらしい。 pic.twitter.com/rN9SkxLFeo
— がぅちゃん🏳️🌈🇬🇧🇨🇦🇩🇪🇮🇱🇺🇸 (@panda_no_blog) March 3, 2021
話が脱線しますが、大阪市は人口280万のメガシティ。そのバイブスも含め、日本のLAと呼ばれています(私に)。
ちなみにLAの人口は370万で全米2位。次がシカゴで270万人。つまり大阪は全米3位(!)。前置きが長くなりましたが、要するに、世界都市OSAKAのダウンタウンにある「大人の遊び場」がリビングルームというわけです。
フューチャリスティックで異空間。「この建物はいま、宇宙にむかって進んでおります」なんてアナウンスがあれば、酔ってなくてもうっかり信じてしまいそう。そんな世界観が展開していました。
白と銀でデフォルメされた提灯(ちょうちん)型ライトが印象的。こんなに提灯が並んでいるのに居酒屋っぽさがない。見ていて楽しい空間でした。
「ごはんもあるバー」といってしまえばそれまでですが、本質はバー。あくまでもお酒を飲む場所。とはいえフードは充実していて、「カレー」「ハンバーガー」「フムス」などあります。
メニューの本が思っていより分厚かったのですが、しおりで分類されていて、読みやすかったです。
リビングルームの雰囲気を一言で説明すると、ネットフリックスのドラマ「フォロワーズ」の世界。ヒップでポッシュ。そんな感じの空間でした。
DJが生演奏していて、テンションが上がったらフロアで舞っても浮かない雰囲気(むしろ体を揺らしてるのが自然な空気)。ヨーロッパの高級クラブみたいでした(照明は暗くない)。
座席の種類が多いので、一人でもカップルでも、大人数でも、うまく収まりそう。でもここは、誰かの誕生日とかに5〜6人でおしかけたら一番楽しい気がします。
スタッフもノリがすこぶるいいので、ちょっと贅沢にイキりたいときとか、最高だと思います。ゲイがいないのが不自然といった感じの環境でした。
注意事項はドレスコードのみ。「スマートカジュアル」が推奨されているので、サンダルと短パンでの入店は絶対に大丈夫とは言えないです。
とはいえケツワレ一丁で行っても、「笑い」と捉えてくれそうな空気はあります(でもホテルのエントランスで弾かれると思う)。アフタヌーンティーなら予約なしで入れましたが、夜は予約が無難な気配でした。