要はベルリンのレインボープライドなのですが、「Christopher Street Day」 の頭文字を取ってCSDと呼ばれています。
1979年より毎年開催されており、 参加者は約70万人。祭りとしてもベルリン最大の規模です。
ちなみにChristopher Streetとは、ニューヨークのストーンウォールの反乱(Stonewall riots)で知られるStonewall Innがあった場所の通りです。
CSDには、ストーンウォールの反乱を記念するというコンセプトがあります。
ベルリンのCSDには、パレード・観客ともに性的マイノリティでない人も多くが参加します。ティアガルテン(Tiergarten)周辺が特に盛り上がっている印象。 ルートはホームページにてチェックできます。
たびたび「伝説」と形容される、世界的に有名なベルグハイン(Berghain)というクラブがあるのですが、その裏に併設されているのがラボラトリー(Lab.oratory) です。
だだっ広い倉庫のような空間にダンジョンが展開する、 完全なゲイセックスクラブです。
木曜〜日曜日にかけて様々なテーマのイベントが開催されています。基本的にどの曜日も混みますが、「NAKED SEX PARTY」は服を脱げば誰でも入れる*ので、特に人気の様子。なお「NAKED PARTY」の表記はベルリンではセックスパーティーを意味します。
ラボラトリーに入場すると袋を渡されるので、そこに自分の衣服を入れて受付に返します。
袋と交換で番号を自分の体に書かれるので、店内でビールなど飲むときはその番号で清算します。お店を去る時に料金を払うシステムです。
ベルリンのおすすめのゲイバーを選べと言われたら、大抵の人がまずはここの名前をあげてしまう、そんなゲイバーです。
プリンツクネヒト(Prinzknecht)は「王子のしもべ」のような意味です。ゲイエリアの中でも最も目立っている様子で、恐らくベルリンで一番広いゲイバーです。
プリンツクネヒトはどちらかというとレザーフェティッシュ寄りで、地下にはケツ堀ブランコ付きのダークルームもあります。
生粋のクルージングゲイバーですが、広くて入りやすいためか、幅広い客層に人気です。毎週水曜のハッピーアワー(2for1)には、通りに人が溢れるほど盛り上がります。
この辺りのゲイバーは22時オープンが一般的なのですが、プリンツクネヒトは18時オープンなので、これも人が集まる理由です。本命のゲイバーに行くまでの時間つぶしにもちょうどよく、使い勝手が良いです。
さらに金〜日曜は15時から空いているので、日曜の昼にバイカーやレーザーのグループが集まったりという光景も展開しています。
余談ですが、ちゃんとつながる無料wi-fi があるのもポイントです。 あと、モツ通りの「Tom’s Bar」というゲイバーも有名です。これら2軒で「とりあえずまず立ち寄りたい(そしてリピートしがちな)二大有名店」といったところ。
シェーネベルクにある、38歳以下のゲイ専用のホステルです。建物自体が築100年と、ベルリンの伝統的な建物を利用した作りなので、ローカルな雰囲気も味わえます。
私が宿泊した時は「ハッテン場かな」と勘ぐっていたのですが、そういうことは起こりませんでした。生粋の宿泊施設です。最低宿泊日数が2泊で、ドミトリーだと合計6000円ほどですみました。
ゲイ向け宿泊施設は他にもあり、「Tom’s Hotel」や、「アクセルホテル」も有名です。
あと、完全に余談ですが、ゲイホステルの一階部分にあるハンバーガー屋「Zsa Zsa Burger」がとても美味しくて人気です(私は通いました)。
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