旅ライターのがぅちゃんです。ゲイ向けでは無いけれど…ゲイたちにおすすめしたいエッジの効いたお店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は、イスラエルの東京「テルアビブ」より、イスラエルの定番料理であるシャクシュカの専門店「シュクシュカ」を紹介します。
イスラエルは中東地域にある国で、地中海に面しています。サイズは四国ほどで、人口は900万人ほど。
国土は縦に細長く、西側のほとんどが海に面しています。海沿いの地域の都市では、「海の街」といった景観が展開しています。
LGBTフレンドリーをアピールしていることでも有名で、毎年6月には商業都市のテルアビブで「テルアビブ・ゲイプライド」が開催されます。
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「テルアビブ/Tel Aviv」はイスラエル最大の商業都市で、人口は国内第2位の約40万人。
各国の大使館も集中しており、日本でいう東京のように機能しています。イスラエルは「首都はエルサレム」と主張していますが、国際的には認められていません。東京のようなテルアビブに対し、エルサレムは京都のような感覚。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の重要な聖地が集中する、世界有数の観光地です。
テルアビブは中東・北アフリカのゲイキャピタルのように考えられていて、LGBTツーリズムの旅行先としても人気の都市です。
公式のゲイビーチもあり、街中でレインボーフラッグを見かけるのもふつうといった環境。欧米からの観光客が多く、ヨーロッパの都市からだと、5時間ほどで直航便があります。
なお、テルアビブは、世界で最もユダヤ人が暮らす都市圏と言われています(2位ニューヨーク、3位エルサレム、4位ロサンゼルス)。
テルアビブを代表する観光地のひとつに「カルメル市場」があります。
「テルアビブの台所」といった感じの場所で、東京・上野のアメ横に雰囲気が似ています。テルアビブを訪れる観光客は必ず行くといってもよい場所です。
カルメル市場は食品が充実しているので、テルアビブのストリートフードの名物屋台もいくつかあります。今回紹介するシャクシュカ専門店も、カルメル市場にあります。
名前がなんかややこしいのですが、まずは「シャクシュカ」について。
シャクシュカはイスラエルの定番料理で、トマトソースで卵を煮込んだ料理です。パプリカ、クミン、チリが含まれるのが一般的(バリエーションは幅広い)。
ローカル料理を扱う飲食店にはたいていあります。いちばん美味しいシャクシュカの店としてたいてい最初に名前があがるのが、カルメル市場の「シュクシュカ/Shukshuka」です。
シュクシュカには、レギュラーのシャクシュカのほかにも、「イタリア風」「スペイン風」「ギリシャ風」などあります。
シャクシュカ自体は、食べようと思えばどこでも食べられるしハズレも少ないのですが、お店は専門店というだけあってシャクシュカに全集中している隙のなさを感じます。
個人的には、トマトソースの蒸発具合が好みでした(余分な水分だけが飛んでいるけどギリギリ焦げていない。卵は半熟)。
テルアビブはLGBTの人口の可視化が進んでいる都市なので、ゲイやレズビアンのカップルは街でよく見かけます。
カルメル市場はダウンタウンのすぐ近くにあってビーチにも近いので、ゲイの観光客を見ないのが不可能といった感じです。治安もよいです。
シャクシュカは朝食の定番なので(量も多すぎない)、ここで一発たべてから観光するというのには向いていると思います。