旅ライターのがぅちゃんです。
2022年4月10日に、京都で2回目となるプライド・パレード「京都レインボープライドパレードフェス2022」が開催されました。催しの概要や、実際の様子を紹介します。
「京都レインボープライドパレードフェス」は、京都で開催される「プライド・パレード/Pride parade」のこと。
京都のLGBTコミュニティ「そらにじ京都」が主催しており、初開催は2021年4月4日。2回目となる「京都レインボープライドパレードフェス2022」が、4月10日に開催されました。
京都レインボープライドパレードフェスは、パレードとフェスによる構成。プライド・パレードとして国際標準的な内容と言えるでしょう。
メインイベントであるパレードがフェス会場(梅小路公園)に到着後、フェスがスタートする流れです。パレードの参加者は約500人で、前回の倍以上の規模。
京都レインボープライドパレードフェス2022のスケジュールは以下の通り
10:30 パレード参加者集合@京都市役所
11:00 パレード出発@京都市役所
13:00 パレード到着@梅小路公園
13:00〜16:00 フェス@梅小路公園
パレードは約4.5kmのルートで、京都市の行政の中心地「京都市役所」から、京都最大級の野外公園「梅小路公園/うめこうじこうえん」までの道のり。
全体を通して注目を浴びるルートですが、ハイライトを挙げるなら、京都最大の繁華街「四条河原町/しじょうかわらまち」や、京都駅周辺の「七条烏丸/ななじょうからすま」となるでしょう。
スケジュール通りの10時30分頃から、集合場所の京都市役所にて、開催者による説明がありました。
開催者に続き、京都市長の門川大作(かどかわだいさく)氏によるスピーチ、アメリカ外交官(在大阪・神戸米国総領事館・総領事)のリチャード・メイ・ジュニア氏による挨拶が続きます。
京都レインボープライドパレードフェスが、政治的・国際的にも重要な催しであることが伺えます。
門川大作氏は、ウクライナの国旗の色「青空と麦畑」がモチーフの着物に身を包んでおり、京都市の姉妹都市「キエフ/Киев/Kyiv/キーウ」にも言及していました。
開会式の後、11時頃にパレードが出発。警察との連携もスムーズなようで、終始トラブルは無かったようです。「そらにじ京都」のレインボーフラッグを掲げたトゥクトゥクが、音楽をかけながらパレードを先導するスタイル。
道中では、世界的に有名なゲイソングでありプライドパレードの定番曲「Y.M.C.A.」にあわせて行進するシーンもあり、プライドパレードとしてユニバーサルな光景でした。
パレードのゴール地点「梅小路公園/うめこうじこうえん」では、フェスが開催されました。プライドパレードを知らない利用客も多い中で、メインステージとして機能する「梅小路公園野外ステージ」にて、約10組によるパフォーマンスがありました。
晴天の桜シーズンの京都ということもあり、通行人からの注目が高かったように思います。「虹色!」「トゥクトゥク!」「外国人!」といった、ビジュアルへの反応は多かったですが、中には「あーLGBTQか!」という声もありました。
通行人の反応を見る限りでは、「レインボーフラッグ=LGBT」という概念が京都ではまだ浸透していないと感じます。しかしそういった反応が得られたのはパレードの露出が高かった故なので、効果的だったと思います。今後の展開が興味深いです。