旅ライターのがぅちゃんです。
ゲイのBDSMの祭典「フォルサム・ヨーロッパ」の開催地が、ドイツの首都・ベルリン。
現地で暮らした体験をもとに、ベルリンで最も有名なゲイバー「プリンツクネヒト」を紹介します。
BDSMは、いわゆるSMのこと。
「Bondage(拘束)」「Discipline(訓練)」「Sadism(サディズム)」「Masochism(マゾヒズム)」と解釈されるのが一般的です。
ゲイのBDSMの祭典として世界最大級の「フォルサム・ヨーロッパ」の開催地が、ベルリンのゲイエリア(ノレンドルフプラッツ駅周辺)。毎年9月の開催です。
イベント期間中は、住宅街にBDSMのワークショップや飲食物の屋台が並び、お祭りの様相を呈します。
ゲイエリアにはBDSMフレンドリーなレザー系のゲイバーが集中しており、フェティシズム丸出しのファッションに身を包んだゲイを普段から見かけます。
こういったカルチャーが秘密ではなく、街の文化として表面化しすぎているのが、ベルリンのユニークなところ。
ベルリンで最も有名と言ってよいゲイバーが「プリンツクネヒト」。「王子様の召使い」という意味で、モットーは「お客様は王子様」だそう。1999年の創業です。
レザー系ゲイバーですが、普通の服でも入店できます。というか、何を着てもどんなタイプでも入店できるゲイバー。といった様子。門戸が広いです。
スペースも広く、1階にメインフロア、トイレ、喫煙所、庭があり、地下にプレイルームがあります。ハッテン場ではないがハッテンも不可でない、といった環境。
プリンツクネヒトは、水曜日のハッピーアワーが大人気です。7時〜9時までドリンク半額で、道に人が溢れるくらい混みます。
日曜日の午後も人気です。毎日3時にオープンするので、昼飲みしたい観光客にとっても嬉しいです。
有名どころは、プリンツクネヒトと並ぶ名物ゲイバーの「Tom’s Bar」。ベア系ゲイバーの「Woof」。レザー系ゲイバーの「New Action」です。
近所のハンバーガー屋さん「Zsa Zsa Burger」も良いです。
2駅ほど離れると、ゲイサウナの「Boiler Berlin」があります。近所にドイツで一番有名なケバブ屋さんがあるので、ついでに行くのも良いでしょう。
ベルリンらしい思い出を作るなら、レディー・ガガも遊んだ伝説的クラブ「ベルクハイン」の裏にあるゲイセックスクラブ「Lab.oratory」が思い当たります。木〜日の営業です。