オスカー女優ジュリアン・ムーアが、LGBT権利推進団体Lambda Legalのキャンペーンで、LGBT権利を訴える動画を公開した。
ジュリアン・ムーアは、映画『キッズ・オールライト』をはじめ、『めぐりあう時間たち』『エデンより彼方に』『シングルマン』などといった、多数のLGBTを扱った作品に出演し、ゲイアイコンとして人気を博している。
キャンペーンでは、今年6月の”世紀の決着”といわれる、アメリカ連邦最高裁判所の同性婚を認める判決が下るのを前にし、LGBTへ向けたメッセージを述べた。
ジュリアン・ムーアは、「最高裁の決定がなにであっても、戦いは続きます」続けて、「学校でいじめられているLGBTの若者たちの為に、差別や暴力に直面しているトランスジェンダーの為に、私たちは戦う必要があります。私たちは、皆が平等に扱われるまで戦いを続けるつもりです。私たちは今よりももっと良くなることができます。もっと良くならなければならないのです」と、平等の権利について熱く訴えた。
現在アメリカでは、50州中36州が同性婚を認めており、最高裁の決定により、残り14州全てが同性婚可を認める可能性が加速する。6月末の世紀の決着まで引き続き目が離せない。