オスカー俳優エディ・レッドメインがトランスジェンダー役を演じる話題作『The Danish Girl(原題)』の邦題が『リリーのすべて』に決定。合わせて、2016年3月18日(金)から日本公開が決定した。
『リリーのすべて』は、デヴィッド・エバーショフ著『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』が原作で、今から80年以上も前に、世界で初めて性別適合手術を受けた人物リリ・エルベの実話に基づいた感動作。
同小説は2000年に発表されて以来世界的ヒットを呼んでおり、ローゼンタール財団賞、ラムダ文学賞。ロサンゼルス・タイムズ誌では「年間ベスト本」として当時大きな反響を呼んだ。
ストーリーはお墨付きだが、今作はその製作陣や豪華なキャストも話題になっている。
『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』で知られる巨匠トム・フーパーがメガホンを取り、『レ・ミゼラブル』に続く、主演エディ・レッドメインとの再タッグが大きな注目を集めている。
その他、ゲイ俳優ベン・ウィショー、バイセクシャルの女優アンバー・ハードといった、LGBTのスター俳優らが脇を固めている。
同作はベネチア国際映画祭のLGBT映画部門「クィア獅子賞」を受賞しており、トランスコミュニティーからも「分水嶺となる映画」と絶賛されている。来春の日本公開に向け続報に期待したい。
『リリーのすべて』
2016年3月18日(金)全国劇場公開
監督:トム・フーパー 脚本:ルシンダ・コクソン
出演:エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル、ベン・ウィショー、アンバー・ハードほか
配給:東宝東和
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