2024/10/14

まもなく開催!台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)2024を徹底解説

  • facebook
  • X(Twitter)
  • line
  • Copy

こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。

 

10月26日(土)は、いよいよ台北でアジア最大級のLGBTプライド「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」が開催!この日のために、台北へお越しの予定がある方も少なくないかもしれません。

 

今回は「台灣同志遊行」を徹底解説!パレードへの参加方法や関連イベントなどについて、お伝えしたいと思います。

 

「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」とは?

 

 

 

過去最大20万人の参加者を記録した2019年の台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)

 

台北にて、毎年10月の最終土曜日に開催されている「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」。

 

最大で20万人の参加者を記録したパレードは、アジア最大級の規模として知られており、台湾はもちろん世界各地から人々が集う一大イベントとなっています。

 

台灣同志遊行の原型となったのは、2003年に開催されたイベント「台北同玩節」。

まだまだ社会の理解が進んでいなかった、当時の台湾。800人ほどが集まった初めてのパレードでは、意図せぬカミングアウトへの配慮として、主催者側が仮面を準備するなどの措置も取られたと伝えられています。

 

 

 

コロナ禍を乗り越え、2023年の参加者も17.6万人まで回復

 

そこから、20年あまり。

何度も壁にぶつかりながらも、声を上げ、動き続けて来た当事者の方々。その声は社会へと届き、LGBTの権利に関する様々な討論が政治の場でも行われるようになりました。

 

2019年にはアジア初となる同性カップルの結婚も実現。オープンで包容力のある社会に向けて、力強く歩み続けるに人々に寄り添うような形で、LGBTプライドもアジア最大級の規模へと成長を遂げて来ました。

 

2024年台灣同志遊行のテーマは、「邁向共融,交織共生 Embrace Inclusion」。

存在を可視化するだけでなく、手を取り合って不平等へと立ち向かえる社会へ。パレードを歩きながらぜひ、進み続ける台湾の原動力を肌で体感してみては?

 

パレードへの「参加方法」は?

 

2023年の集合場所(特設会場)となった台北市政府前広場

 

パレードへの参加方法は、とっても簡単。個人としてパレードを歩く場合、申請や登録などの手続きは不要。集合場所となっている台北市政府前広場の特設会場へ、出発時間までに到着すればOKです。

 

イベントの開始は12:00からで、パレード出発は14:00頃。出発に間に合わなかった場合も、パレードへの出入りは自由ですので、途中から合流して歩き始めることも可能です。

 

逆に歩き疲れた時は、沿道へ離脱して休憩するのも問題なし。レインボーアイテムを身につけた方々が、途中でコンビニやドリンクスタンドに立ち寄っている光景も、パレード当日ならではの風物詩です。

 

 

 

パレードは、北回りと南回りの2路線

 

パレード隊列は、紅・橙・黃・綠・藍・紫と、レインボーカラーの6色にちなんだ6グループに分かれており、紅・橙・黃が北回り、綠・藍・紫が南回りと、2路線に分かれてパレードしていきます。

 

グループ分けはスポンサー企業や団体用のものなので、個人参加の場合は気にする必要はありません。

爆音を鳴らしながら盛り上がるパレードカーについて歩くも良し、複数のグループをはしごしながら歩くも良し。

 

詳しいパレード路線やグループ分けは、台灣同志遊行公式サイト、または公式Facebookページにて公開されますので、チェックをお忘れなく。

 

集合場所の「特設会場」では何ができる?

 

 

 

2020年台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)パレード出発前の特設会場

 

集合場所となっている特設会場には、100以上ものブースが出展。

スポンサー企業やLGBT関連団体に加え、レインボーアイテムや台灣同志遊行限定グッズ、台湾の人気イラストレーターやフォトグラファーの作品を購入できるブースも。

 

出発に向けて準備中のパレードカー周辺では、記念撮影に応じるGOGOBOYやドラァグクイーンの姿もたくさんあって、見てまわるだけでもパレード前の盛り上がりをたっぷり楽しめます。

 

 

2023年台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)の特設ステージ前

 

特設ステージでは、アーティストやダンサーによるパフォーマンスも。

 

パレード出発前の会場は、前に進むのもやっとなほどの大混雑となりますので、ステージやブースをゆっくり見てまわりたい方は、イベント開始直後の12:00頃に会場へ向かうのがおすすめです。

 

パレードと合わせて参加したい「関連イベント」は?

 

9monstersもコラボする2夜連続パーティー「TAIWAN PRIDE FESTIVAL」

 

LGBTプライド当日や前後には、台北の街のあちこちで開かれるパーティーにも注目。

パレード前夜の10月25日(金)と、当日10月26日(土)の夜には、台北でLGBTフレンドリーなカフェ・バーを運営する無心戒酒互助會グループと、日本No.1の出会い系アプリ・9monsters、東京で誕生した話題のイベント・BLACK SAFALI がコラボレーション!

 

台湾、日本、韓国から人気GOGOBOYやDJが参戦する「TAIWAN PRIDE FESTIVAL」が開催されます。チケットは西門町の人気クラブ・Echo Chamber Clubや、会場での当日券も購入できますので、参加したい方はお見逃しなく!

 

 

西門紅樓前広場の特設ステージで無料パーティーを楽しめる「台北市國際彩虹文化祭」

 

日本のアンダーウェアブランド・GX3も協賛している3日連続の超大型パーティー「Formosa Pride」や、西門紅樓前広場の無料パーティー「台北市國際彩虹文化祭」、ル・ポールのドラァグレースのシーズン16で優勝したNymphia Windさんも出演するショー「You Better Werq!」など、他にもイベントが目白押し!

 

パーティー会場に限らず、台北市内のバーやクラブは軒並みお祭り騒ぎとなりますので、賑やかな夜を満喫したい方はぜひ。

 

 

 

台北市内のLGBTゆかりのスポットを巡るバスツアー「Color Taipei」

 

プライド期間中ならではの特別な台北観光を体験したい方には、「Color Taipei」もおすすめ。2階建てバスに乗って、市内にあるLGBTゆかりのスポットを巡るバスツアーが、期間限定で運行されています。

 

台湾で活躍中のドラァグクイーンやYouTuberたちもガイド役として登場。ユーモア満点のトークと共に一味違った観光を楽しめます。チケットの予約とツアー内容の詳細は、klookをチェック!

 

 

獅子林新光影城で開催される「台灣國際酷兒影展」のメインビジュアル

 

クィア映画祭「台灣國際酷兒影展」も、10月17日(木)から台北で開幕。台湾はもちろん、世界各地から集まったクィア映画およそ50作品が、西門町にある映画館・獅子林新光影城にて上映されます。

 

10/27(日)の最終日を迎えた後は、台中で11月8日(金)から、高雄で11月16日(土)からと、台湾3都市を巡る映画祭。鑑賞してみたい方はぜひ台灣國際酷兒影展公式サイトから、上映作品をチェックしてみては?

 

パレードに合わせた「宿泊先」のおすすめは?

 

小鹿文娛グループ「Roaders Hotel」のエントランスがレインボーカラーに

 

滞在先にもこだわりたいプライド期間。LGBTプライドの開催に合わせて、台灣同志遊行公式サイトでは、LGBTフレンドリーホテルも多数掲載されています。

 

エントランスがレインボーカラーに変身したり、アメニティが特別仕様になったり、期間限定の特別宿泊プランを提供しているホテルも。

プライド期間中に限らず、LGBTフレンドリーな宿泊先選びに大活躍してくれますので、パレード終了後の台北旅行をご計画の際にも、参考にしてみてください。

 

***

 

台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)2024の参加方法や関連イベントについて、ご紹介しました。

 

開催はまもなくの1026日(土)。パレードに向けて盛り上がる台北の街で、ぜひLGBTフレンドリーなひとときを過ごしてみては?

 

 

RECOMMENDあなたにオススメ

SPECIAL

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

HIV陽性になったら──生活はどうなるの?

「眠れない…」を解消!いま話題の睡眠アイテム5選

大人ゲイカップル旅におすすめ!全室スイートの沖縄ホテル

台湾漫画のTOP3に!ゲイ3人の三角関係を描く話題作『老師!男友還給我』誕生秘話を作者に聞いてみた

RANKINGアクセスランキング

LGBT

タイで同性婚が合法化!東南アジアで初

CULTURE

ハッテン場をテーマにした衝撃作『クルージング』がリバイバル上映

LOVE

ローションで劇的に変わる!目的別「ローション」ガイド

CULTURE

名作「韓国ゲイ映画」オススメ6選

LOVE

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

FOLLOW US!

ジェンクシーのSNSをフォローして最新情報をゲット!

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • lineline