2024/02/23

台北から台湾東海岸へ!花蓮旅行で体験したい5つのこと

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こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。

 

MRT(地下鉄)で市内をくまなく巡ることができ、おいしいグルメや観光を便利に楽しめる台北。でも次回の旅行では、そんな都会的な環境とは打って変わった、豊かでダイナミックな自然の中へと飛び込んでみるのはいかがでしょう?

 

台湾東海岸に位置する花蓮は、世界遺産級とも称される渓谷や海岸線など、美しい自然景観を有する場所。日本とのつながりを知れる歴史スポットもあちこちにのこされており、台湾旅行でぜひ訪れていただきたい街のひとつです。

 

そこで今回は、花蓮旅行で体験したい5つのことについて。台湾東海岸の街には、どんな楽しみと発見が待っているのでしょうか?

 

 

台湾東海岸の街・花蓮への行き方は?

 

 

 

花蓮への日本からの直行便はありませんので、台湾到着後に国内の交通手段を利用します。

 

台鐵(台湾鉄道)を利用する方法もありますが、ぜひ活用したいのが国内線の飛行機。台北からであれば、松山空港から発着しており、飛行時間60分前後で到着することができます。

 

シーズンにもよりますが、普通運賃で片道 1,800元(=約8,600円)ほど。

 

早めの予約で割引チケットを購入できれば、1,000元(=約4,800円)ほどということも。台北から台南まで高鐵(台湾新幹線)で向かうよりも、さらに少ない費用で搭乗することも可能です。

 

 

 

 

花蓮空港到着後は、空港前から発着しているバスまたはタクシーにて、それぞれの目的地へ。

 

台北からの飛行機を利用すれば、駆け足での日帰り観光もできますが、少なくとも1泊2日は確保して、ゆったりと巡るのがおすすめです。

 

※日本円表記は1元=4.8円で計算しています。(20242月現在)

 

 

1.「太魯閣國家公園」で、世界遺産級の大自然に飛び込もう。

 

 

砂卡礑步道から望む渓谷の流れ(Googleマップ)

 

天祥・祥德寺の遠景(Googleマップ)

 

花蓮と聞くと、まず一番に思い浮かぶのが「太魯閣國家公園」。世界遺産級とも称される自然景観を一目見ようと、国内外から多くの旅行客が訪れます。

 

山肌の岩壁を削り取ったかのように伸びる遊歩道から、エメラルドを溶かし込んだかのような美しい川の流れを眺められる「砂卡礑步道」。

 

ファンタジー映画の舞台としても登場しそうな、猛々しくダイナミックな景観が広がる「燕子口」。

 

國家公園観光の折り返し地点となることが多い「天祥」まで足を運べば、山の幸を堪能できるローカルレストランや、塔と緑のコントラストが美しい風景も望むことができます。

 

 

燕子口周辺から望む渓谷の景観。(Googleマップ)

 

天祥へと向かう道の途中に見える慈母亭(Googleマップ)

 

美しくも険しい、圧倒的な自然の偉大さの前において、人はあまりにも無力。その事実を突きつけられるような光景が、次々と眼前に繰り広げられる渓谷の中へ、ぜひ足を運んでみては?

 

2.「台湾東部の海岸線」で、大理石が奏でる波の音に耳を傾けよう。

 

清水斷崖の遠景(Googleマップ)

 

渓谷の猛々しい自然を体感した後は、海へ。

 

台湾東部の海岸線は、岸から離れるとすぐに深くなるため海水浴には適していませんが、東海岸ならではの景色を鑑賞しに、合わせて訪れていただきたいところです。

 

海まで切り立った山々が迫る「清水斷崖」の風景や、空と一体となるような真っ青な海が広がる「七星潭」は、花蓮を代表する海辺スポットとして知られています。

 

 

 

七星潭の海岸を埋め尽くす色とりどりの小石 。石の持ち帰りは禁止です。(Googleマップ)

 

大理石をはじめとする、良質な石材の産地としても知られる花蓮。七星潭の海岸線は、自然の力によって角が削られ、丸みを帯びた色とりどりの小石で埋め尽くされています。

 

波の満ち引きに合わせて響き渡るのは、小石どうしがぶつかり合って奏でる、サーッと心地よい自然の音楽。

 

青い海を目に焼き付けながら、波の音に耳を研ぎ澄ませながら。リラックスしてゆったりと、癒しの時間を過ごしましょう。

 

3.日本とのつながりを知る「歴史スポット」を訪れよう。

 

 

 

 

日本に生まれ育ったからには、かつて台湾で起こったことについても、ぜひ知っておきたい。花蓮には、日本とのつながりを学べる歴史スポットも保存されています。

 

第二次世界大戦の時代、日本の統治下に置かれていた台湾。花蓮港を一望する美崙山の高台に建つ「松園別館」は、現在でこそカフェも併設されたのどかな建物となっていますが、かつては花蓮港陸軍兵事部として使われていました。

 

 

 

松園別館の敷地内にあるシェルター(Googleマップ)

 

敷地内には、片道分だけの燃料を積み、飛行機で出撃していく青年たちが出発前の最後の時を過ごしたと伝えられる広間や、実際に使われていたシェルターも。

 

台湾と日本の関係について、改めて見つめ直す機会も設ければ、花蓮への旅はさらに意義深いものとなるはずです。

 

 

4.市街中心部のキュートでおしゃれな「ショップ&カフェ」を巡ろう。

 

 

花蓮文化創意產業園區の建物群(Googleマップ)

 

花蓮市街中心部には、日本統治時代の酒造工場をリノベーションしたスポット「花蓮文化創意產業園區」があります。

 

文化の発信地として生まれ変わった敷地内では、デザインやアート関連の展示イベントが催されたり、カフェやデザイングッズのショップが営業していたり。工場として稼働していた当時の面影もあちこちにのこされており、フォトスポットとしても人気を博しています。

 

 

花蓮発の情報誌や地産アイテムを扱うショップ・O’rip生活旅人(Googleマップ)

 

 

 

昭和レトロがテーマの喫茶店・昭和58(Googleマップ)

 

また、花蓮文化創意產業園區から伸びる「節約街」や、その傍らに広がるエリア「溝仔尾」周辺を歩いてみると、あちこちに姿を表すのが、かわいいカフェや雑貨店、書店などのお店。

 

脇道へと入り込んだ思わぬところに、おしゃれなお店が現れることもあるので、じっくりくまなく散策してみるのも、市街中心部でのおすすめの過ごし方です。

 

5.花蓮ならではの「おいしいグルメ」を堪能しよう。

 

素朴なスープにふわふわと浮かぶ花蓮の名物グルメ・扁食

 

周家小籠包蒸餃の小籠包(Googleマップ)

 

廟口紅茶の西點と檸檬蛋糕(Googleマップ)

 

台湾旅行と言えば、どの街を訪れても欠かせないのが、おいしいグルメたち。花蓮を訪れるなら、現地ならではの名物グルメも堪能しておきたいところです。

 

つるっとなめらかな薄い生地に、旨みがギュッと詰まった肉餡を包んだワンタン「扁食」や、小ぶりの肉まんと例える方がふさわしくも思える、ふわっふわの「小籠包」。

 

スチール管から注いでくれる「鋼管紅茶」にはぜひ、外サク中ふわでマカロンのような「西點」や、レモン風味のチョコレートでコーティングされたふわふわケーキ「檸檬蛋糕」を添えて、いただきましょう。

 

 

一心泡泡冰の栗子牛奶雪花冰(Googleマップ)

 

後山手工冰淇淋の太魯閣米アイスクリーム(Googleマップ)

 

海鮮料理店や屋台グルメが一堂に集う東大門夜市(Googleマップ)

 

暑い季節には、花蓮産の太魯閣米を使った濃厚アイスクリームや、フォトジェニックなモンブラン風かき氷で、ひといき。

 

夜は、海鮮料理店や屋台グルメなどが一堂に集う「東大門夜市」を訪れて、賑やかな雰囲気を肌で感じながら、おいしいごはんに舌鼓を打つのもおすすめです。

 

***

 

今日は、花蓮旅行で体験したい5つのことを、ご紹介しました。

 

国内線の飛行機を活用すれば、台北から60分前後。次回の台湾旅行ではぜひ、世界遺産級のダイナミックな自然や、日本とのつながりも深い歴史と出会いに、台湾東海岸の街・花蓮を訪れてみては?

 

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