世界を魅了する若き天才グザヴィエ・ドラン。
大ヒット上映中の『Mommy/マミー』を始め、5作品全てがカンヌ映画祭に正式出展される快挙を成し遂げている彼は、監督にとどまらず俳優としても高い評価を得ている。そんなドランの最新出演作『エレファント・ソング』が6月6日(土)より劇場公開。
ドランが脚本を読み「これは僕だ。この役を僕に演じさせてほしい」と出演を熱望したという本作。前作「トム・ アット・ザ・ファーム」と同様に、戯曲を原作とする心理劇で、人々を翻弄しつつも痛々しいまでに愛を求める青年マイケルをドランが熱演する。「スタート・レック」で知られるカナダの名優ブルース・グリーンウッド、2度のアカデミー助演女優賞にノミネートされたキャサリン・キーナーなど、名立たる名優たちと共に繰り広げる至極のサスペンスは必見だ。
STORY
ある日、一人の精神科医が失踪した。手がかりを知るのは、彼の患者であるマイケルという青年だけ。 院長のグリーンはマイケルから事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。 「母を殺した」「医師から性的虐待を受けていた」など、 嘘か本当かわからないようなことをほのめかす。 いつしかグリーンはマイケルの巧妙な罠に取り込まれていった…。
『エレファント・ソング』
2015年6月6日(土)より、新宿武蔵野館、渋谷アップリンク他順次公開。
監督:シャルル・ビナメ
出演:グザヴィエ・ドラン(『トム・アット・ザ・ファーム』)、ブルース・グリーンウッド(『スター・トレック』)、キャサリン・キーナー (『カポーティ』)、キャリー=アン・モス(『マトリックス』)、ほか
2014/カナダ/100 分/シネマ・スコープ/DCP) ©Sébastien Raymond