2012年にユーロビジョンでノルウェー代表として一躍有名になったトゥージ(Tooji)の新ミュージックビデオが大きな物議を醸している。
トゥージはイラン出身のノルウェー歌手。歌手以外にもその美しい容姿からモデル、タレントとして本国で活躍している。
そんなトゥージは、かねてから噂だったゲイであることをカミングアウト。
カミングアウト後初めて公開された新曲MV『Father(神父)』では、同性愛差別が極めて重度な祖国イランへ対するメッセージを込めて作られた。
イランで同性愛行為は犯罪であり、過去何度も同性愛者(未成年者を含む)らが死刑、殺傷されている。そんなイランのLGBT迫害の現状を非難する為、教会を舞台に神父とトゥージが教会でセックスをするという、物議を醸すミュージックビデオを公開した。
トゥージは、今回のビデオについてこう語っている。
「私はゲイです。そして、自分がゲイであることの権利を守ります。それが『Father』を作った理由です」「人々は、宗教よりも人権に価値があるべきだと今一度考えるべきです」
彼は、宗教を理由に同性愛を迫害するイランを厳しく非難し、世界に向けてメッセージを発信した。