2016/11/23

「ストレートを装うゲイ」の3分の1が「女っぽいゲイ」に嫌悪感

  • facebook
  • X(Twitter)
  • line
  • Copy

ゲイアプリにより可視化された、過剰な「男性像」

 

LGBTIの歴史の専門家であり、米サンディエゴ・プライドの事務局長でもあるフェルナンド・ロペス氏は、「「ストレートを装っている」ゲイ男性は、自身をゲイコミュニティに属すると捉えていない」という調査結果について「驚かない」という。

 

「差別を受けずに生活するために、ストレートを装うゲイ男性は当然存在するでしょう。一方で、「男らしく」見えずに目立ってしまうゲイ男性は、「ストレートとして見られる」ゲイ男性が経験することのない社会の抑圧を経験しているはずです。そのため彼らのより多くが、アクティビストに成り得ると言えるかもしれません」

 

またロペス氏によると、ホモフォビアの根底には、「女っぽさ」を弱さとして捉える「女っぽさへの嫌悪」が存在すると言う。

 

「「女っぽさへの嫌悪」が根底にあるホモフォビアは、これまでにもゲイコミュニティ内に存在しました。ただ、グラインダーなどのゲイ出会い系アプリが登場したことにより、それらの現象がより見えやすくなったのです。アプリ使用すると分かるように、多くのユーザーによる「野郎(dude)」「兄貴(bro)」などの過剰に男性化された言葉の使用が目立ちます」

 

「以前は、大衆メディアの風刺などで過剰に女性化されたゲイ男性が描かれ、70年代には、その抑圧に対抗すべくゲイコミュニティ内でボディービルディングが盛んに行われました。しかし、残念なことに現在のゲイ男性の多くは、自分自身を抑圧してしまっている状態といえるでしょう」

 

Text via : GayStarNews

 

RECOMMENDあなたにオススメ

SPECIAL

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

HIV陽性になったら──生活はどうなるの?

「眠れない…」を解消!いま話題の睡眠アイテム5選

大人ゲイカップル旅におすすめ!全室スイートの沖縄ホテル

台湾漫画のTOP3に!ゲイ3人の三角関係を描く話題作『老師!男友還給我』誕生秘話を作者に聞いてみた

RANKINGアクセスランキング

LGBT

タイで同性婚が合法化!東南アジアで初

CULTURE

ハッテン場をテーマにした衝撃作『クルージング』がリバイバル上映

LOVE

ローションで劇的に変わる!目的別「ローション」ガイド

CULTURE

名作「韓国ゲイ映画」オススメ6選

LOVE

性病を薬で予防できる!最新の「ドキシPEP」がすごい

FOLLOW US!

ジェンクシーのSNSをフォローして最新情報をゲット!

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • lineline