トランスジェンダー女子を主人公にしたNHKの連続ドラマ『女子的生活』が、2018年1月5日からスタートすることが分かった。
坂木司の小説『女子的生活』を実写化する同作は、男性として生まれたが、性自認は女性のトランスジェンダーを描く。また性的指向は女性という、レズビアンだ。
田舎から都会に出てきて、神戸のファッション通販会社で働くOLのみきが、同級生だった男・後藤と再会し、2人が奇妙な共同生活を送ることになる、というあらすじだ。
主人公のみき役を演じるのは志尊淳。
現在のみきの姿に戸惑う後藤役を町田啓太(劇団EXILE)、みきの同僚のOL・かおり役を玉井詩織(ももいろクローバーZ)、先輩・仲村役を玄理、セレクトショップの店員・ゆい役を小芝風花が演じる。音楽は鈴木慶一が担当。
主演の志尊淳は「誰でも人を愛する気持ちは同じく尊いし、他者を想うことによって成長出来るのだと思います。そのことを伝えるべく、今自分ができる最大限の努力をしてみきちゃんを演じたいと思います」と意気込みを語っている。
同作は演技指導として、トランスジェンダー女性でLGBT活動家・モデルの西原さつきが参加しており、リアリティのあるトランス女性が描かれる。
また、トランスジェンダー映画・ドラマにありがちな悲観的な内容ではなく、破天荒なヒロイン・みきとが繰り広げる、ポップでコミカルな痛快ガールズストーリーになるそうだ。