福岡県・福岡市にて、「福岡レインボー映画祭」が開催されることがわかった。
九州レインボープライドの前日、11月3日(土)に行われる。
同イベントは福岡市が主催し、地元LGBT団体が運営を支援している。
福岡市では、まちづくりの目標像に「ユニバーサル都市・福岡」を掲げており、国籍や年齢、性の違い、障がいの有無などにかかわらず、多様性を認め合う共生社会の実現を目指している。
短編作品も含めれば6作品の上映となり、注目作品が勢ぞろいだ。その中から2作品を紹介したい。
まずは、名作ゲイ映画と呼ばれる『ウィークエンド』(2011)。
HBOの人気ゲイドラマ『ルッキング』をてがけたアンドリュー・ヘイ監督を一躍有名にした作品。ゲイクラブで出会った二人の週末(ウィークエンド)の出来事を描くラブロマンス。
繊細な心理描写が組み込まれており、浮遊感のある映像美が高い評価を得ている。本作は日本でDVDや動画配信サービス等での配信が一切ないため、映画祭でしか観られない貴重な作品だ。
そして、レズビアン映画『虹色の朝が来るまで』にも注目したい。
手話のサークルで知り合ったろう者の華とあゆみの恋愛模様を描く映画で、LGBT映画としては珍しい「ろう×LGBT」といったダブルマイノリティをテーマにした作品。
上映後には、監督の今井ミカ氏を迎えたトークショーも行われる。
今回、上映作品はすべて観覧無料!
ただし、各回先着120名で事前申し込み必須なので、気になる人はイベントページからチェックしてみて。