オーストラリアで実施された同性婚の賛否を問う国民投票で「賛成多数」という開票結果が11月15日に発表された。
オーストラリアでは、同性婚について問う国民投票が9月〜11月に行われており、国民には郵送で投票用紙が配布されていた。
11月15日に発表された結果によると、全人口の79.5%にあたる1270万人が投票に参加。結果、賛成は61%、反対は38%となった。
また、全ての州で賛成票が反対票を上回り、圧倒的な賛成多数となった。
この結果を受けて、豪マルコム・ターンブル首相は「クリスマスまでに同性婚の合法化を実現できるように努める」と話している。
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今回の国民投票は、同性婚の合法化に向けた国民の是非を問うものであり、結果自体には法的拘束力はなく、これから議会で改正案が提出され、審議される予定。
しかしながら、国民投票の結果を受けて「同性婚が却下される」とは考えにくく、年内には合法化に向けて進むとみられている。