南米・チリ発、トランスジェンダー女性を描いた映画『A Fantastic Woman(原題)』が、邦題『ナチュラルウーマン』として2018年2月より日本公開が決定した。
映画の舞台はチリ、サンティアゴ。
ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌うトランスジェンダーのマリーナは、年の離れた恋人、オルランドと暮らしていた。
マリーナの誕生日を祝った夜、自宅のベッドでオルランドの意識が薄れて亡くなったことで、彼女は思いもかけないトラブルに巻き込まれることに。最愛の人を失った悲しみの最中に浴びせられる不躾で容赦のない差別や偏見。それでもマリーナは愛する人に最後のお別れを告げるため、前を向いて歩き始める――。
美しきヒロイン、マリーナを演じるのは、自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ヴェガ。
圧倒的な美貌と唯一無二の存在感を放ち、トランス女優として初のオスカーノミネートもささやかれる注目の逸材だ。
トランスジェンダー映画は数あれど、トランス女性が主演を演じるトランスジェンダー映画は極めて珍しい!
本作は、米アカデミー賞外国語映画賞チリ代表に選出されたほか、ベルリン国際映画祭では脚本賞を受賞。さらに、映画批評サイト「ロッテントマト」では100%フレッシュと高く評価されている。
映画『ナチュラルウーマン』は2018年2月より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー。