人気若手女優クロエ・グレース・モレッツ(18) が、ゲイである2人の兄弟について米NYLON誌に語った。
クロエは5人兄弟だが、そのうち2人はゲイであることを明らかにしている。
兄弟について聞かれたクロエは、「兄たちがカミングアウトで葛藤するのを見ていて、本当に辛かったわ。」と語り始める。
「人は11歳になると、とても観察力が鋭くなるの。社会はこうで、自分はどんな人間かって気付く。それは、初めて男の子や女の子にキスする時期。自分のセクシュアリティについて理解し始めるの。」
「この社会の問題点は、私たちが『カミングアウト』っていう言葉を使わなくてはいけないこと。誰しも性的指向がどうとか、肌の色は何かとか、男か女かなんて、本来気にするべきではないのよ。」
またクロエは、ゲイであるがゆえに学校でいじめられていた兄たちの過去を振り返る。
「人々が兄たちをFワード(FUCK)で呼ぶのをすごく怒ったし、いじめを見ていてとても辛かった。だから、私は彼らのために立ち上がったの。」
クロエのオープンな精神は、母親に大きな影響を受けたそう。
「私の母は、大学時代に多くのゲイやトランスジェンダー、様々な人種の友人を持っていたそうよ。その影響からか、私はとてもオープンな家庭で育ったの。」
「人々は母に尋ねるの、『何であなたは、息子にピンクレンジャーの衣装を着て走り回らせているの?』ってね。母は『なぜかって?それは本人がピンクを着たがっているからだし、笑顔になるからよ。親が息子から離れることをする必要がないでしょ』と答えたそうよ。」
クロエだけではなく、両親や家族ともにゲイフレンドリーとのことだ。
インタビューでは、自身が有名女優になったことを活かし、これからLGBT権利&女性権利の為に活動したいと語っている。