「ヌード」をテーマにした展覧会『ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより』が、横浜美術館にて開催される。会期は2018年3月24日から6月24日まで。
アンリ・マティス《布をまとう裸婦》1936年 Tate: Purchased 1959, image ©Tate, London 2017
『ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより』は、19世紀後半から現代に至るまで、西洋美術のヌード表現の歴史を紐解く大規模展覧会。同展は世界を巡回しており、日本では初開催となる。
人間にとって最も身近なテーマでありながら、同時にタブー視もされてきた「ヌード」。
同展では、およそ200年にもおよぶヌードの歴史とともに、それにたえず向き合い続けてきた西洋芸術家の珠玉の作品を一挙紹介。
バークレー・L・ヘンドリックス 《ファミリー・ジュールス: NNN[ノー・ネイキッド・ニガー(裸の黒人は存在しない)]》1974年 Lent by the American Fund for the Tate Gallery, courtesy of the North American Acquisitions Committee 2011, image © Tate, London 2017, ©Estate of Barkley L. Hendricks. Courtesy of Jack Shainman Gallery, New York.
イギリス国立美術館テートが誇る近代芸術コレクションから、ピカソ、ルノワール、ターナー、ヘンリー・ムーア、ピエール・ボナール、フランシス・ベーコン、マティスら、巨匠たちによる絵画や彫刻、版画、写真など約130点を展示。
また、ロダンの代表作であり、”ロダン作品の中で最もエロティック”と評される大理石像《接吻》が日本初公開。高さ約180センチの等身大をはるかに超える大理石像は圧巻!
オーギュスト・ロダン《接吻》(部分)1901-4年 Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image ©Tate, London 2017
一概に「ヌード」といえど、芸術性を求めた女性の裸体から、男女の性愛を記したもの、フェミニズムの視点や同性愛のヌードまで、実に多様だ。同展でしか見ることのできない多様なヌード作品群は是非お見逃しなく。
デイヴィッド・ホックニー《23, 4歳のふたりの男子》1966年 Tate: Purchased 1992 c David Hockney
ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより
会期:2018年3月24日(土)~6月24日(日)
会場:横浜美術館(HP)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
※ただし5月11日(金)、6月8日(金)は20:30まで(入館は20:00まで)
休館日:木曜日、5月7日(月)*ただし5月3日(木・祝)は開館
観覧料:一般1,600円、大学・専門学校生1,200円、中学・高校生600円 *小学生以下無料
前売券は各200円引き。3月23日まで各プレイガイドほか販売中