「アメリカン・アイドル」出身のスター歌手レイボン・オーウェン(Rayvon Owen)が、新曲ビデオにて、ゲイであることをカミングアウトした。
現在24歳のレイボン・オーウェンは、「アメリカン・アイドル」シーズン14のファイナリスト。
彼は2月14日にデビュー曲『Can’t Fight It』をリリース。公開した新曲ビデオにて、男性同士でキスをし、ゲイであることをカミングアウトしたのだ。
レイボンは、billboard誌のインタビューにて、なぜ番組中はクローゼットだったのか?理由を聞かれた際に「カミングアウトするのが怖かった」と語り、「僕は保守的な環境で育ってきたんだ。そんな保守的な人々を相手にショーをしている中で、もし僕がセクシャリティを共有すれば彼らが賛同すると思う?」と問いかけた。
彼は、キリスト教徒の多いアメリカ南部地区で生まれ育つ。厳しい宗教観から同性愛はタブーだった。
「特に、アフリカ系アメリカ人である僕たちは、LGBTについて話し合う必要があると思うんだ」「神は誰をも愛しているし、誰であろうと除外することなんてない。2016年でさえ、このことを言う事が重要だよ」と語っている。
Rayvon Owen『Can’t Fight It』