同性愛差別発言をし、数日前にナイキから契約解除されたばかりの世界的プロボクサーのマニー・パッキャオが、インスタグラムの投稿で再び差別発言を行い、物議を醸している。
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該当する投稿はすぐに削除されたが、ネット上にはすでに投稿のスクリーンショットが出回っている。
インスタグラムの投稿の要約:
投稿には、同性愛者に対する差別発言を正当化するべく、聖書のレビ記20章13節を引用しながら、「男がもし女と寝るように男と寝るなら、ふたりは忌まわしいことをしたのである。彼らは必ず殺されなければならない。その血は、彼らに帰ってくるだろう。」と記載している。
パッキャオは、今年4月に引退試合が予定されており、その後はフィリピン上院議員に選出されるべく選挙活動を行っている。
非難を浴びているパッキャオだが、マニラ大学ベニト・リム政治学教授は、「パッキャオは世界中のLGBTを敵に回したが、彼らは少数派であり、フィリピンでの地元人気に大きな影響はないだろう」と、当選の可能性が高いと分析している。
LGBT権利に関してあまりにも鈍感すぎる世界的ボクサーパッキャオ。今後の動向に注目が集まっている。