2019/03/28

ドラァグレースの元となった”ボール・カルチャー”を描いたドラマ『POSE』日本初放送!

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80年代ニューヨークを舞台に、きらびやかな“ボール・カルチャー”を描くドラマ『POSE(ポーズ)』が、FOXチャンネルにて日本初放送されることがわかった。

製作を手がけたのは「Glee」のライアン・マーフィー。

 

 

FOXチャンネル

 

ドラァグレースの元となった“ボール・カルチャー”とは?

本作の舞台は80年代ニューヨークのハーレム地区。

社会的に抑圧されたLGBTQ、その中でも黒人のゲイやトランスジェンダーの多くは、母親代わりの存在「マザー」の元に集まり、血の繋がりのない「ハウス」と呼ばれる共同体を作って暮らしていた。

 

そんな彼らは毎週のようにクラブに集まりファッションとダンスを競う「ボール」というコンテストに参加。各々がゴージャスな衣装に身を包み、ヴォーギングバトルをする様子は当時アンダーグラウンドで一大ムーブメントとなった。

 

あのマドンナも足繁く通い、ヴォーギングを取り入れた大ヒット曲「VOGUE」を発表。

 

さらに、人気番組『ル・ポールのドラァグレース』のル・ポールも、このボール・カルチャーを参考にしてドラァグレースを作ったと話しているほど、現代のLGBTQカルチャーを語る上で欠かせない歴史なのだ。

*詳しくは、ボール・カルチャーを描いたドキュメンタリー映画『パリ、夜は眠らない』も観てみてね。

 

 

 

 

そんな、ボール・カルチャーをメインストリームでドラマ化したのが、本作の『POSE』だ。

 

総勢50名のトランスジェンダーを起用!音楽とファッション、きらびやかな世界は圧巻

本作の製作総指揮を務めるのは、「Glee」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」大ヒット作を世に送り出してきたハリウッド屈指の人気クリエイター、ライアン・マーフィー。

 

自身もゲイを公言しており、本作を「本当の自分を探し、その機会を作り上げていく様子を描いた番組」と表現。さらに、「ストレートの男性がトランスジェンダー役を演じる時代はもう終わり。ハリウッドで働きたいと思いながらもなかなかチャンスを得られない人々に、より多くの機会を提供する時期だ」と話すその言葉どおり、全米で半年間にもわたる大規模オーディションを実施。

 

その結果、総勢50名ものトランスジェンダー俳優が起用されたのだ。この数は過去のLGBT映画の中でも最多!

 

関連記事 >> LGBTQキャラが50人以上も!ライアン・マーフィーの新ドラマが制作開始

 

本作の見どころはボールでのきらびやかな衣装はもちろん、景気が良く勢いのある80年代の世相を受けたファッション、息を呑むようなヴォーギングバトル、そしてホイットニー、ダイアナ・ロス、マドンナなど、ディーバたちの音楽が散りばめられているところも見逃せない。

 

以下予告編。

 

 

 

 

『POSE』は、5月13日(月)夜11時から、海外ドラマ専用チャンネル「FOXチャンネル」にて独占放送。ドラァグレース、海外ドラマ好きは必見だ!

 

 

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