ゲイであることをカミングアウトした俳優ウェントワース・ミラーが、ネット上の誹謗中傷について心のうちを明かした。
英メディア「LAD Bible」が掲載した写真では、ウェントワースの『プリズン・ブレイク』出演時のスリムな体型と、その後の太った体型の比較写真を掲載。かつてのイケメンの変貌を揶揄する投稿が、ネット上で大きく拡散されていた。
これに対しウェントワースは、「最初ネットで写真を見たとき、息をするのも辛いくらい傷ついた」と語り、自身のフェイスブックに以下投稿した。
「今日、自分がインターネット・ミーム(ネット上のネタ画像)で話題にされていることを知ったよ。初めてではないけど、今回は今までとはレベルが違うんだ」
「僕は子どもの頃からうつ病と闘ってきた。うつによって、時間、チャンス、人との関係性を奪われるだけでなく、眠れない日々が続いている。(写真が撮られた)2010年頃は大人になってから一番落ち込んでいた時期で、僕は安心できるもの、快適な場所、気晴らしになることをあらゆるところで探していた」
「人によっては、ドラッグやアルコール、セックスに向かう可能性もあったと思う。でも、僕にとっては食べることが唯一の楽しみだったんだ」と、うつ症状による体重増加だったことを明らかにした。
また、ウェントワースは、自分と同じ悩みを抱えている人々へエールを送った。
「助けは、君が求めれば得られるんだ。誰かに手を伸ばしてみて。メールでも電話でもいい。君のことを気にかけてくれている人は必ずいる。その人たちに助けを求めるんだ」
ウェントワースといえば、2013年にゲイであることをカミングアウト。俳優から脚本家に専念していた為、公の場に姿を表すことは殆ど無かった。
しかし、今年は7年ぶりとなる『プリズン・ブレイク』の復活や、米CWで放送中の『レジェンド・オブ・トゥモロー』に出演したりと、長年休業していた俳優業を取り戻しつつある。