平昌オリンピックで羽生選手、宇野選手がメダルを獲得したことでも記憶に新しい男子フィギュアスケート。
そんな男子フィギュアスケート界で”レジェンド”と称されたジョン・カリーを捉えたドキュメンタリー映画『The Ice King(原題)』が、2019年に日本公開することがわかった。
1976年、オリンピックにて金メダルを獲得したジョン・カリー。
「氷上のヌレエフ」と呼ばれ、バレエのメソッドを取り入れた演技で世界を魅了。その後ゲイであることをカミングアウトし大きな波紋を呼んだ。
ジョニー・ウィアーやアダム・リッポンなど、今でこそゲイのフィギュアスケーターは珍しくないが、70年代はゲイの偏見と差別が渦巻いていた。
同作品は、ゲイであることを公表し初のメダリストとなったカリーの姿や、バレエを「男らしくない」という理由で断念せざるをえなかった少年時代の父親との葛藤、プロ転向後の苦悩などを、関係者へのインタビューと映像と共につづる。
出演はカリーに加えて、ジョニー・ウィアー、ディック・バトン、イアン・ロレッロ、ロビン・カズンズら、男子フィギュアの元有名選手たちも参加している。
フィギュアスケート好きは必見のドキュメンタリーとなりそうだ。