イタリアのエイズチャリティーイベント「コンヴィーヴィオ(CONVIVIO)」のキャンペーンポスターに、「ヴェルサーチ」デザイナーのドネテラ・ヴェルサーチと、伊VOGUE編集長のフランカ・ソッツァーニの写真が、無断で使われたとして非難を受けている。
ポルターでは、伊ファッション業界を代表する2人のビジュアルを許可無く使用した上に、「エイズはファッショナブル(L’AIDS è di moda)」とした物議をかもすキャッチコピーが書かれている。
これを知ったドネテラ・ヴェルサーチはツイッターにて怒りをあらわにした。
「私の顔と共に『エイズはファッショナブル』といったキャッチコピーを載せたこのキャンペーンに参加した覚えはないわ」「私は真剣にエイズ と向き合っているんだから、こんなコピーより適切な言葉を選ぶわ」
また、それを知った伊デザイナー、ステファノ・ガッバーナもSNSにて非難。
「誰がこんなキャッチフレーズを考えたのか!?エイズ がファッショナブルだって??それならばガンもファッショナブルだと言っているのと同じだろう」
今回問題になった「コンヴィーヴィオ(CONVIVIO)」は、HIV患者が12万人存在するイタリアの現状を啓発する目的で開催される。
素晴らしいチャリティーイベントなのだが、キャンペーンビジュアルに無断でセレブの写真を使用するのはアウトだろう。