5月17日は、セクシャルマイノリティへの嫌悪に反対する日、アイダホデー(IDAHOT: International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia)である。日本では、「多様な性にYESの日」としても親しまれている。
国連はこの日に合わせて、世界中のLGBTIの人たちに「なぜ権利のために闘うのか」また「なぜ強く生き抜けるのか」について短い動画を製作するようお願いした。すると、21ヶ国から動画が寄せられた。
インドやレバノンの人たちが「(同性愛の)非犯罪化」を訴える中で、日本やジャマイカ、イギリスやアメリカなど多くの国々が「愛のため」や「受け入れてもらうため」、「自分らしく生きるため」に闘っていると動画の中で表現した。
以下は、国別のメッセージである。
コスタリカ
「家族のため」
ポーランド
「平等の権利のため」
日本
「家族の多様性のため」
キルギスタン
「差別を終わらせるため」
ウガンダ
「レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィアの女性に力を与えるため」
ガイアナ
「男女の不平等をなくすため」
ロシア
「多様性のため」
ジャマイカ
「レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーの権利は人の権利だから」
クウェート
「安全に生きる権利のため」
アルゼンチン
「より公正な社会のため」
フィジー
「同性愛者に対するいじめのため」
インド
「同性愛を合法化するため」
カーボベルデ
「自由と平等のため」
ブラジル
「自由のため」
カンボジア
「平等な待遇と法的な認知のため」
ベネズエラ
「平等の権利のため」
イギリス
「誰もが受け入れらるため」
レバノン
「非犯罪化」
中国
「愛と理解のため」
アメリカ
「若者のホームレスとトランスジェンダーに対する殺人を終わらせるため」
タイ
「平等、尊厳、社会正義のため」
国連
「暴力と差別を終わらせるため」
動画をみると、同じ社会問題に対して闘っている人たちがたくさんいるということが伝わって来る。以下メッセージ動画。