サードウェーブコーヒー、DIY、ヒゲ、クラフトビール。 そんなキーワードを聞くとまず思い浮かぶのが「ポートランド」だろう。
アメリカのオレゴン州に位置するポートランドは、今や世界中から観光客が押し寄せる全米有数の人気スポット。
そんなポートランドで、毎年 LGBT プライドパレードが開催されていることを知っているだろうか?
「なぜポートランドでプライドパレード??」と疑問に思うかもしれない。今回は、そんな知られざる「ポートランド・プライド」の魅力について紹介したい。
実は全米屈指のLGBTフレンドリー都市!
2015年に発表された調査会社ギャラップによると、ポートランドは、LGBT居住者がサンフランシスコに次いで全米2位なのだ!
またその他にも「全米で住みたい街No.1」や、「全米で最も環境に優しい都市」に選ばれるなど、各種ランキングでも上位を占めている。
ポートランドでは、昔から他民族が集まるリベラルな土地柄、LGBT理解が進んでおり、街をあげてダイバーシティに取り組んでいるのだ。
ポートランドに住むLGBTに聞いてみた。ポートランドの魅力って?
ポートランド在住のエマさん曰く、街の最大の魅力は人々の寛容性だという。
「私はイギリス人ですが、ポートランドは家みたいです。一番の良い点は、ここにいる人たちですね。みんな想像力に溢れ、自分の考えを持っています」「ポートランドは自由な街で、皆オープンで寛容なんです」
同じく、ポートランド在住のゲイ男性ケイロンさんはこう語る。
「ポートランドは私にとって完璧な街です。国際的であることや都会的雰囲気を感じれるだけの十分な大きさがあり、それでいてコミュニティの一員であることを身近に感じ取れます。」
また、ポートランドの人気ホテル「ジュピターホテル」支配人のゲイ男性アルさんはこう語る。「私のようなポートランドに住む50代(ここだけの秘密ね)のゲイ男性にとって、住むところにしても、旅行先としても理想的な街です」「ポートランドで何をしたらいいか、ゲイ目線で教えてくれとよく尋ねられますが、この街にきてから過去11年間その答えは変わりません。答えは『EVERYTHING(なんでもある)』だからね」
ポートランド・プライドの魅力とは?
毎年6月は「全米プライド月間」。全米の各都市で多くのプライドパレードが華やかに開催されている。プライドパレードといえば、ニューヨークやサンフランシスコが有名だが、ポートランドも負けてはいない。
今年22年目を迎える「ポートランド・プライド」では、計150グループ以上が参加する世界有数の大規模パレードが開催され、街中のレストランやバー、各ショップがレインボーフラッグを掲げ、フレンドリーな土地柄も相まり街をあげて盛大に祝福する!
各都市のプライドパレードと一週間違いということもあり、会場には全米中のLGBTが集結。 そこに、オープンでフレンドリーなポートランド市民も参加し、大規模なフェスティバルが開催される。
また、昼間のパレード後のアフターパーティー「ゲイ・リベレーション」も人気のひとつだ。
ポートランド・プライドに参加してみよう!
そんな「ポートランド・プライド」に、是非参加してみないだろうか?
今回、HISのスタディーツアーとして「ポートランド・プライド・ツアー5日間/創造都市を旅して学ぶダイバーシティ」を初開催!
メインである「ポートランド・プライド」への参加はもちろんのこと、LGBTカルチャー、ポートランド文化から観光まで思う存分体験できる充実のツアー内容となっている。
はじめて海外のパレードに参加したい人、ポートランドの文化に触れたい人、ゲイプライドと多様性の文化を学びたい人などなど。興味ある人は是非参加してみてはどうだろうか。
参加申し込みは公式サイトにて好評受付中。