米オーランドゲイクラブ銃乱射事件を受けて、配車アプリでお馴染みのウーバーは、LGBTIコミュニティへのサポートを示すために6月17日(金)から20日(月)までの週末を含む4日間、ゲイバーなどのLGBTIエリアへの無料送迎をアメリカ&カナダの計40都市で実施した。
無料送迎が実施された都市には、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、アトランタ、ニュージャージー、ナッシュビル、ボルチモア、インディアナポリス、トロントなどが含まれている。
送迎の実施に際し、ウーバーは以下の声明を発表した。
「我々も、世界中の人々と同じように、オーランドのゲイクラブでの銃乱射事件について、大きな衝撃を受けるとともに、悲しみでいっぱいである」
「個々が自分らしく生きることができれば、世界はより明るく、より良くなるだろう。我々は、誰であろうと、どこの出身だろうと、みんなと共に生きたい」
「すべての生き方や愛のカタチを祝福すべく、我々は今週末、LGBTコミュニティにとって重要な歴史や文化のある地域への無料送迎を実施する。」
送迎は指定された北米の40都市で、1人につき2回(一回の乗車は20ドルまで)まで提供された。
オーランドでは送迎は実施されなかったが、代わりに銃乱射事件の遺族や友人に無料送迎が実施されている。またウーバーは、事件を受けて創設された団体に10万ドルの寄付も行った。
ウーバーのゼネラル・マネージャーであるクリスティーン・ミッチェルは遺族の無料送迎について「州や現地の行政職員と連携して、辛い時期に寄り添うために遺族の無料送迎を続けていく」と述べている。