オープンリーゲイの世界的アーティスト、キース・ヘリングを描くミュージカル『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』が、いよいよ6月6日より上演される。
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同作は、エイズにより31歳の若さで他界した世界的アーティスト、キース・ヘリングの短くも濃厚な人生を、心揺さぶるロック&ポップミュージックで描いている。
同ミュージカルは、2003年にNYのオフブロードウェイで上演スタートし、アメリカ国外で上演されるのは今回が初めて!
6月5日、同作の上演を前にした完成披露記者会見が開かれ、主演の柿澤勇人、キャストの知念里奈、平間壮一、松下洸平、演出の岸谷五朗が登場した。
初日を前に、意気込みを聞かれた主演の柿澤は、「1ヶ月半の稽古は、楽しくもものすごいスピードで進みました。」「まだまだ完全にキースに近づけてはいないですが、公演を追うごとに少しでも彼に近づけるよう精一杯演じたいと思います」
キースのアシスタントでアマンダ役を務める知念里奈は、「稽古はキースの短い生涯のように、早いスピードで進みました。早くみなさんにお披露目したいです」と語った。
日本版舞台の演出を手掛けた岸谷五朗は、キースとは長きに渡り縁がある。1993年より23年間継続しているHIV支援活動「Act Against AIDS」の最初のシンボルとなったのがキースが描いたイラストだったのだ。
そんなゆかりあるキース作品の舞台化について聞かれた岸谷は、「キースのポップアートと、舞台のアートが融合できるのが楽しみです。舞台もキャストもすごく仕上がっているので、早くお客さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです」とコメントした。
また、キース(柿澤勇人)の恋人カルロス役を務める松下洸平は、二人の恋愛シーンについて聞かれた際に「うーん、なんせ僕たちは3年ぐらい付き合っていますからね~。あ、役柄のことですよ(笑)」と冗談を言いつつ、「今回、舞台上で脱ぐシーンなど過激なこともあったんですが、柿澤とは昔からの友人なので、お互い刺激しながら役ができてよかったです」と語った。
また今回、公演期間中である6月6日(月)~6月22日(水)の間、中村キース・ヘリング美術館による協力のもと『キース・ヘリングのポスター展』が特別に開催。
劇場1Fエントランス部分に、貴重なキース・ヘリング作品11点が展示されており、劇場に一歩足を踏み入れるとキースの世界観を思う存分感じられる。
舞台はもちろんのこと、是非そちらもチェックしてみてほしい。