モノガミー(一対一の交際関係)と、ポリアモリー(複数の交際関係)では、モノガミーの方がセックスライフの満足度が高いことが、新調査で明らかとなった。
ベルリンのリサーチ機関「クァーツ」が、EU圏に住む約11,000人のセックスライフを調査。
モノガミーの82%が「セックスライフに満足している」と回答した一方で、ポリアモリーな恋愛関係にある人々は72%に留まっている。
複数人と交際またはセックスをする「オープンリレーションシップ」は、最近では良い効果をもたらすと言われているが、同調査によると、オープンリレーションシップが、満足なセックスライフをもたらすとは限らないようだ。
今年の5月に発表された同調査結果によると、モノガミーな恋愛関係にある人々の82%が「セックスライフに満足している」と答え、それ以外のどのような恋愛関係にある人々よりも満足度の高い結果となった。
また、結婚している人々の80%が、「セックスライフに満足している」と回答した。そして、オープンリレーションシップやポリアモリーな恋愛関係にある人々の71%が「セックスライフに満足している」と答えた。
悲しいことに、シングルの人々のセックスライフの満足度は、高いとは言えない結果となった。
「パートナーを求めていないシングル」の48%がセックスライフに満足していると答えた一方で、「パートナーを求めているシングル」の満足度は40%と、最も低い結果となった。
「セックスライフの満足度」は、モノガミーかポリアモリーかは関係ない?
しかし、幸せな恋愛関係において重要なのは、セックスの満足度だけではない。
上記の調査と同じ5月に、学術ジャーナル「パースペクティブ・オン・サイコロジカル・サイエンス」に掲載されたミシガン大学の発表によると、オープンリレーションシップやポリアモリーな人々は、モノガミーな人々に比べて「嫉妬しにくく、パートナーと確固たる信頼関係が築けている」ことが明らかになった。
またドイツの市場調査会社「ダリア・リサーチ」によると、どのような恋愛関係においても、男女関わらず25歳から30歳の間に行うセックスが最も満足度が高いことが明らかとなっている。
さらにEUの国別で見ると、スペイン人がセックスの満足度が最も高く、逆にセックスライフの満足度が低い国はポーランド人だった。
ゲイ&レズビアンは、男女のカップルに比べオープンリレーションシップをとるカップルが多い。
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