今年の初めにゲイであることをカミングアウトした俳優コルトン・ヘインズは、セクシャルマイノリティの可視化に貢献したとして、アメリカのLGBT権利団体であるヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)によって先週土曜日にシアトルで催されたセレモニーにてビジビリティ賞(Visibility Award)を受賞した。
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HRCの代表であるチャド・グリフィンは「コルトン・ヘインズは、数え切れないほどのLGBTQの若者を、ありのままの自分として生きるよう、勇気付けてきた」とコルトン・ヘインズの功績を讃え、賞の授与のためにコルトンを壇上へ招いた。
壇上に上がったコルトンは、受賞スピーチの冒頭から涙をこらえ、自身がカンザス州の出身であること、雲が好きで気象学者になるのが夢だったこと、ゲイであることが「目の色と同じように自然であること」について話した。
スピーチの中盤でコルトンは「これまでに俳優として様々な役を演じてきたが、今夜は自分らしくいられて最高の気分だ」と述べると、感極まって涙。会場は、感動の拍手に沸いた。
コルトンは、10年来の友人であるHRC代表のチャド・グリフィンや多くの友人、アライの人たちとともにセレモニーに出席できることを「心から幸せだ」と述べた。
「僕が、特別にこの賞を受けるに値するとは思わない。なぜなら、これまでに多くのロールモデルが先陣を切っていて、僕はその人たちが切り開いてくれた道を辿っているにすぎないから」と賞の受賞に関してコルトンは、終始謙虚な姿勢を見せた。
セレモニー後、コルトンはインスタグラムで「受賞スピーチの際、感情を抑えられなかった」と式を振り返ると同時に、ファンへの感謝を伝えた。