毎年恒例!その年カミングアウトしたLGBTを一挙紹介する「2016年版カミングアウト総集編」
今年も勇気あるカミングアウトを行った有名人は誰なのだろうか?
国内外の総勢22名のLGBTを一挙紹介!
ブライアン・アンダーソン(プロスケーター)
ブライアン・アンダーソンは、「スケートボーディングワールドカップ(1999年)」にて優勝、ファッションブランド「スラッシャー」による『スケーター・オブ・ザ・イヤー』の称号も手にした世界的プロスケートボーダーだ。
現在40歳のブライアンは、これまで家族や親しい友人にはゲイであること明らかにしていたが、長年公表することは避けていたそう。
スケボーというと「男社会」の認識が強く、そこには多くのホモフォビアが存在するのも事実。多くのスポーツは男性的でいることを余儀なくされる傾向があり、彼がこれまで経験した苦悩や葛藤は計り知れない。
スケーター業界のトップに君臨するブライアンのカミングアウトは、世界中のストリートキッズたちに大きな影響を与えてくれることだろう。
アイヴァー・マウントバッテン卿(英国ロイヤル・ファミリー)
エリザベス女王のいとこ、アイヴァー・マウントバッテン卿がゲイであることをカミングアウト。
英国ロイヤル・ファミリーでゲイを公言した人物は史上初めてとなる。
「私はこれまで家族や友人への偽りを止めました。今はパートナーと呼べる人に出会えてとても幸せです」と語り、同性のパートナー、ジェームズ・コイルさん(一般人)と幸せな交際をしていると語った。
マウントバッテン卿は、前妻ペニー夫人と2011年に離婚しており、2人の間には3人の娘がいる。
セクシャリティに悩んだ10代・20代、そして53歳にしてやっと心から「パートナー」と呼べる男性に出会えた喜びを語っている。
エリザベス・ギルバート(作家)
映画『食べて、祈って、恋をして(2010年)』の原作者エリザベス・ギルバートがレズビアンをカミングアウトした。
エリザベスの自伝小説をもとに制作された『食べて、祈って、恋をして』。著者であるエリザベスは、今年7月に9年間連れ添った夫と離婚。夫は、『食べて、祈って、恋をして』で結ばれる男性フェリぺ(役柄名)なのだ。
現在、パートナー女性のレイヤさんとは、15年間親友として親交を深め、現在では恋人として交際している。
また、彼女はレイヤさんが重度のガンを患っていることから、カミングアウトを決意。
「なぜ今公表するのかって?私は世間の目にさらされる生活を送っているから。これから彼女と長い間一緒にいるところを人々は目にするわ。レイヤが今も私の親友だというフリをすることはできない。この関係を偽ることに労力を費やしたくないのです」と語っている。
ラファエラ・シルバ(柔道女子)
リオ五輪にて「柔道女子57kg級」にて金メダルを獲得したラファエラ・シルバ選手。
シルバ選手には3年来のパートナー女性セザールさんがおり、今回公にカミングアウト。
セザールさんはシルバ選手のトレーニングからメンタルに至るまで、ほぼ全てをサポートしていたそう。シルバ選手は、セザールさんへの感謝をこう述べている。
「彼女は私が病気やそうでない時でも、私がどう感じているか知っていました」「私に必要であった全てをしれくれた。彼女はこの勝利(金メダル)におけるとても重要な存在です」
ゲンキング(タレント)
タレントのゲンキング(GENKING)が、トランスジェンダーをカミングアウトした。
昨年バラエティ番組「行列のできる法律相談所」に出演した際に「ゲイ」であることを明らかにしていたが、本人の性自認は「トランスジェンダー」だとカミングアウト。
化粧品ブランドSK-Ⅱのキャンペーン動画に出演し、幼少期の思い出からカミングアウトに至った経緯、また「自分らしく生きる」秘訣を語っている。
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