クレサガが1周年を迎えました！
いまの心境とは？

おかげさまでお客様に支えられて1周年を迎えることができました。今はホッとしている感じですね。

他に類のないゲイをメインターゲットにしたゲームだったので、リリースしてみるまで受け入れられるか分からない。正直、リリース時は生きた心地がしませんでした（笑）

これだけ大規模かつ本格的なゲイをメインターゲットにしたゲームは無かったですからね。

ユーザーからの反響はどうでしたか？

ローンチ後は予想以上の反響をいただきましたね！

いままでたくさんのゲーム制作に携わってきましたが、今回初めての経験だったのが直接フィードバックをもらえることです。

例えば飲みに出たり、クラブイベントに遊びに行くと、お客様から声をかけてもらい「これが良かった！」「ここを直して欲しい」など。

お客様の顔が見える形でゲームのフィードバックをいただけることはなかなかないと思うので、プロデューサーとしては幸せなことです。

ユーザーと運営との距離が近いんでしょうね！個人的にそこがクレサガの魅力だと思っています。

ちなみにどんなユーザーが多いのでしょう？

ユーザーの年齢は20後半〜40代が多く、ゲームの登録上はほとんどが男性です。

都心部が一番多いですが、大阪や沖縄など東京の外に足を運んだ際にも、声をかけてくれるお客様も多くて、全国にクレサガが広まっているんだと嬉しくなりました。

ただ、女性のお客様も一定数いらっしゃって。

「野郎フェス」「けもケット」で出展ブースを出した際に、会場で熱のこもった応援メッセージをもらったんです。

女性ユーザーがいるのは意外ですね！

「このキャラのここが可愛い！」といった熱いメッセージをいただき、キャラや世界観を愛してくれていて、クレサガをクレサガとして楽しんでくれている。

ゲイのお客様だけかと思っていたのが、嬉しい誤算ですね！

クレサガはゲイをメインターゲットというのを抜きにしても、ゲームとしてのクオリティが高いですもんね！

そう言ってもらえると嬉しいですね。

クオリティという点で言うと、「ゲームとしてちゃんと遊べる」というのは当初から意識してきました。

心がけていることは、お客様のストレスを減らすこと。

「周回が楽になる」「ガチャを引きやすくする」などです。

最近追加した「パーティを記憶する」機能では、パーティごとに選び直す手間を減らすことで、間違ったパーティでの出撃がなくなりました。

小さな改善ですが、日々プレイするお客様にとっては大事なことかと。

当初からフルオートやスキップ機能などが実装されており、ストレスのない設計だと感じていましたが、常に改善を加えているということですね。

そのほか、ユーザーから「ここは改善してほしい」という声はありました？

それはもう…数え切れないくらい多いです！

例えば、ギルドイベントに関していうと、「歯応えがあってみんなで頑張れる」という声もありましたが、要求水準の高さや、求めていたプレイ体験と異なるといったご意見も多く。

とはいえ簡単にクリアできてしまうと、それはそれで面白みに欠けてしまう。

そこをどう担保できるのか？というのは常に考えていて、日々調整をさせていただいているという感じです。

たしかにそのバランスは難しそうです。他に改善した点はありますか？

「シナリオの作り込みが甘い」というご指摘もありました。

おっしゃる通り、最初は主人公の行動スタンス、世界観の説明不足があったため、少し甘かったと反省しています。

そこで第7章のタイミングから、主人公の欺瞞や、周りのキャラがなぜ主人公を無条件に受け入れているのか、その部分を掘り下げて作っていて、お客様からも「変わったね！」と言われることが多くなりました。

確かに最近のシナリオはグッと深みが増した印象です。

キャラについてはいかがでしょう？

毎月10人程度新しいキャラが登場しています。結果、今では150人以上と増えてきました。

キャラがたくさん選べるのは楽しい一方で、お客様からは「推しキャラの掘り下げができていない」というご指摘も。

もっと推しキャラを楽しめるように、イベントシナリオの中で再登場させたり、新キャラクターの個別シナリオにちらっと出てきたりと工夫を加えています。

また、アダルトシーンでも、基本は主人公との絡みになるのですが、それも枠を広げて、例えば同じイラストレーターのキャラ同士の絡み──といった具合に、幅を持たせるよう変化を加えたりしています。

いろんな試行錯誤をしていたとは…！

キャラに関して聞きたかったのが「人気キャラ」について。

実は人気はバラけていて、圧倒的な人気キャラって我々運営側もわかっておらず。

多種多様なキャラを登場させた我々の意図通りなので嬉しいことではありますが。

そこで、1周年のタイミングで人気投票をしようと思っています！

それは楽しみですね！どんなキャラが人気なのか気になります。

ちなみに浅井さんの推しキャラとは？

周りからもよく聞かれるのですが、それぞれに思い入れがありすぎて選べず…。

強いていえば、メインキャラでもある「エクスカリバー」。

第7章で彼の内心の掘り下げをできたのが個人的に嬉しかったです。

あとは、「オルトー」です。

もともとの構想だと本当に役に立たないポンコツ精霊、といった感じだったのですが、要所でオルトーの見せ場を用意するなどしました。

皆さんから愛されるマスコットキャラになれたかと思います。

それ以外だと「ヴァスハーン」ですかね。

アダルトシーンで、はじめて動エロ（動くエロアニメーション）を取り入れたこともあり思い入れが強いです。

クレサガはR18版のアダルトシーンも魅力のひとつ。

ユーザーからの反応はどうでした？

R18版に関していうと「抜きました！」と言われることも多く、純粋に嬉しいですね。

こだわって作り込んだ甲斐がありました。

アダルトシーンでいうと、初期の頃にキャラのウケ率が高いのでは？というご指摘がありました。

たしかにおっしゃる通りで、最初は65％ぐらいがウケでした。

理由としては、ウケの方がカメラアングル的に映える傾向にあり、どうしてもキャラ内のウケ比率が高くなってしまう…という。

ご意見を踏まえて、今はタチ/ウケのバランスを調整しています。

ウケ率が高い…それはそれで現実のゲイ社会を反映している気も（笑）

ユーザーの好みやカップリングもこだわりが強い分、そのバランスが難しい気がします。

以前、美少女ゲームのアダルトを作っていた時は、女性側を良く見せて、男性側は存在感を消す必要がある。エロを見せる対象が明確ですからね。

そのことが頭にあったので、お客様から「タチ／ウケを偏らせないで欲しい」というコメントには新鮮な驚きがありました。

皆さん、登場人物に感情移入して見てくれているので、絵的に「エロく見える」だけがアダルトシーンではないんだ！という学びが大きかったですね。

ここからは1周年キャンペーンについて聞いていきます。

まずは新しく追加されるメインシナリオの「第9章」について。

第9章では、物語的にもいろいろ動き出します。

ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、主人公のパーソナリティの掘り下げなど、かなり踏み込んで書いたシナリオです。

ぜひ、ガチャを引く前にシナリオを見て欲しいですね！

あとは新しい試みとしてボイスを付けています。

待望のボイスですか！

個人的にボイスが付いていれば完璧なゲームだと思っていたので嬉しいです。

ボイスについては当初からご要望いただいていたのですが、いろいろ実現が難しく。今回は1周年ということもあり実験的に導入しています。

収録の立ち合いもしたのですが、声優さんの演技がすごくて…ぜひ期待してほしいです。

今後ボイスを継続できるかどうかはお客様からの反響次第なので、良かったかどうか教えてもらえると嬉しいですね！

周年の2つ目の目玉は、『家、建てます！』とのコラボレーションです。

『家、建てます！』は、僕も以前プレイしていて感銘を受け、クレサガを制作するひとつのきっかけにもなった同人ゲームです。

今回、20年ぶりに原作イラストレーターのjin様に描き下ろしていただいた４人のコラボキャラが登場します。

かつてプレイして、僕と同じように思い入れのある方も多いタイトルだと思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

そしてガチャ関連もたくさん用意しています！

ログインボーナスで最大100連ガチャができるのと、SSR確定チケットも組み込んでいます。

また0.5周年のときに人気だった「ゴールドガチャ」や、1周年記念としてイベント限定キャラを1体セレクトできるお得な「セレクトガチャ」も開催します。

ぜひこの機会にトライしてほしいですね！

周年らしい大盤振る舞いですね！

ゲーム外でも、いろんなキャンペーンを開催すると聞きました。

そうなんです。

公式のLINEスタンプが出たり、白糸酒造様とのコラボビール/日本酒の発売、新宿二丁目の「EAGLE TOKYO」「EAGLE TOKYO BLUE」様とのタイアップなどなど、1周年を機に今後もいろんな取り組みを行っていく予定です。

ゲーム内でもリアルでもイベント豊富で、まさにお祭りですね！

最後に、浅井さんから読者へメッセージがあればお願いします。

お客様からの応援で続けてこられた1年でした。

まだまだ色々やっていきたいと思っていて、もっとお客様からの声を反映したり、もっと楽しめる仕掛けを考えていければと。

クレサガが皆様の身近なものとして、日々の生活を少しでも楽しく、豊かなものにできるゲームになれれば嬉しいです。

ぜひ引き続き楽しんでいただけたらと思います！